施術時間を見直して回転率アップ!収益を最大化する時間管理法【鍼灸院マーケティング】

こんにちは!AMG鍼灸院経営塾のコンサルタントの宮崎圭太です。鍼灸院を経営されている皆さん、「もっと多くの患者さんを診たいけど、時間が足りない」「一日の施術件数を増やしたいけど、質を落としたくない」とお悩みではないでしょうか?
このブログでは、施術の質を保ちながら回転率をアップさせる時間管理法をご紹介します。この記事を読むことで、あなたの鍼灸院の収益を最大化するための具体的な施術時間の見直し方と、効率的な予約スケジュール管理のコツが分かります。😊
鍼灸院の収益に直結する「施術時間」と「回転率」の関係
なぜ多くの鍼灸院が時間管理で悩んでいるのか
鍼灸師として技術を磨くことは大切ですが、経営者として時間という資源を最適化することも同じくらい重要です。
多くの院長先生が「しっかり施術したい」という思いから、ついつい予定以上の時間をかけてしまいます。その結果、予約が詰まってしまったり、待ち時間が発生したりして、患者さんの満足度低下や機会損失につながっているケースが少なくありません。
「丁寧な施術」と「効率的な時間管理」は、実は両立できるんです!
施術時間と収益の相関関係:具体的な数字で見る効果
例えば、60分の施術を45分に短縮できれば、8時間営業の場合:
- 60分施術:8時間÷1時間 = 最大8名/日
- 45分施術:8時間÷0.75時間 = 最大10名/日
単純計算で、1日あたり2名増、月に50名以上の施術数アップが可能になります!
仮に1回の施術が5,000円だとすると、月間で25万円の売上増加につながります。これが「施術時間」と「収益」の直接的な関係です。
売上100万円達成するための時間管理術でも触れているように、時間管理は収益向上の鍵なんです。
施術時間を最適化するための「タイムブロッキング」とは
タイムブロッキングの基本概念と鍼灸院への応用
タイムブロッキングとは、一日の業務を時間ブロックに区切り、各ブロックに特定の作業を割り当てる時間管理手法です。
鍼灸院での応用例:
- 施術時間(30分/45分/60分)
- カウンセリング時間(10分/15分)
- 記録・準備時間(5分/10分)
- バッファ時間(予想外の事態に備えて)
- 休憩時間(集中力維持のため)
これらを明確に区分けすることで、院長自身の経営者として取り組むべき本質的な業務にも時間を充てられるようになります。
施術の質を落とさず時間を短縮するポイント
質を維持しながら時間を短縮するには:
- 施術前の準備を徹底する すべての道具を手の届く範囲に配置し、スムーズな動線を確保
- 施術の優先順位を明確にする 患者さんの主訴に対して、最も効果的なアプローチを優先
- 施術とカウンセリングを分ける 話しながら施術するのではなく、それぞれの時間を明確に区分け
- 「よくある質問」への回答を準備しておく 同じ説明を何度も繰り返す時間を短縮
患者目線での経営改善策を取り入れると、患者さんは短時間でも「しっかり対応してもらえた」と感じられるようになります。
施術メニュー別の最適時間設定法
準備・施術・記録の適切な時間配分
主なメニューごとの時間配分例:
全身調整コース(60分)の場合
- 準備:5分
- カウンセリング:10分
- 施術:40分
- 記録:5分
腰痛集中コース(45分)の場合
- 準備:5分
- カウンセリング:5分
- 施術:30分
- 記録:5分
肩こり改善コース(30分)の場合
- 準備:3分
- カウンセリング:5分
- 施術:20分
- 記録:2分
これらはあくまで目安なので、あなたの鍼灸院の特徴に合わせて調整してください。
メニューごとの理想的な所要時間の算出方法
理想的な時間を算出するには:
- 現状の所要時間を計測する(1週間程度)
- 無駄な時間や重複している作業を特定する
- 最低限必要な施術時間を見極める
- 患者満足度を考慮した調整を行う
- 試験的に新しい時間設定を導入し、結果を評価する
大切なのは、患者さんの体感価値を下げずに時間を最適化するという視点です。🔍
実践!タイムブロッキングによる予約スケジュール最適化
一日のスケジュールテンプレートと活用法
理想的な一日のスケジュールテンプレート例:
9:00-9:30 朝の準備・メール確認
9:30-10:15 患者A(45分コース)
10:15-10:30 記録・準備
10:30-11:30 患者B(60分コース)
11:30-11:45 記録・準備
11:45-12:30 患者C(45分コース)
12:30-13:30 昼休憩・経営作業
13:30-14:15 患者D(45分コース)
14:15-14:30 記録・準備
14:30-15:15 患者E(45分コース)
15:15-15:30 休憩・緩衝時間
15:30-16:30 患者F(60分コース)
16:30-16:45 記録・準備
16:45-17:30 患者G(45分コース)
17:30-18:00 片付け・次の日の準備
このように、施術だけでなく準備や記録の時間、休憩時間もしっかり確保することが大切です!
予約システムとの連携で効率化を図る方法
予約システムを活用すれば、さらに効率化できます:
- メニューごとの所要時間を正確に設定
- 予約可能時間を適切に区切る
- 自動リマインダー機能で無断キャンセル防止
- 空き時間の自動通知で埋め漏れ防止
オンライン予約システムの効果的な活用法を取り入れると、予約管理の手間が大幅に削減できます。
また、AIを活用した予約管理の効率化も検討してみてください。最新のAIツールは予約パターンを分析し、最適な時間配分を提案してくれることもあります。
AMGメンバーの事例に見る回転率アップの実践と結果
施術時間の見直しで収益が1.5倍になった事例
AMGの鍼灸院では、施術時間の見直しにより大きな成果が出ています:
- 以前:60分コース中心、1日平均6名
- 改善:45分コースを主力に、効率的な時間配分を導入
- 結果:1日平均9名に増加、月間売上が約1.5倍に!
重要なのは、施術時間を短縮しても患者さんの満足度は下がっていないという点です。むしろ「待ち時間が減った」「予約が取りやすくなった」といった好評価も増えています。
鍼灸院開業後の売上最大化ステップを実践することで、さらなる収益向上が期待できます。
患者満足度を維持しながら回転率をアップさせたポイント
AMGでは以下のポイントを重視しています:
- 施術の「見える化」 施術内容を明確に説明し、患者さんに価値を理解してもらう
- 施術前後の体験価値向上 待合室の快適さ、施術後のセルフケア指導など、施術時間外の満足度も高める
- 集中施術のテクニック向上 効率的に効果を出せる施術スキルを磨く
- 患者教育の徹底 「短時間でも効果的な施術が可能」という理解を広める
よくある失敗と対策
「効率化」が裏目に出るケースと避け方
注意すべき失敗パターン:
- 過度なスケジュール詰め込み → 対策:必ず10〜15分のバッファ時間を各所に設ける
- 施術者の疲労蓄積 → 対策:昼休みと午後に必ず短い休憩時間を確保
- 患者さんへの説明不足 → 対策:新しい時間設定の目的と効果を丁寧に説明
- 画一的な時間設定 → 対策:患者の状態や治療計画に応じて柔軟に対応
予定外の事態に対応するバッファ時間の設け方
賢いバッファ時間の設け方:
- 午前・午後にそれぞれ15分程度の緩衝時間を確保
- 新患の後には少し長めのバッファを設定
- 複雑な症状の患者さんの後には余裕を持たせる
- 週末など混みやすい時間帯は特に注意
バッファ時間は「無駄な時間」ではなく、予定通りに進むための必要な投資と考えましょう!
まとめ:明日から始める施術時間見直しのステップ
即実践できる3つのアクション
- 現状の施術時間を計測する 1週間、すべての施術の所要時間を記録してみましょう
- メニューごとの標準時間を設定する 計測結果をもとに、理想的な時間配分を決めます
- タイムブロッキングを予約システムに反映する 新しい時間設定で予約枠を再構成してみましょう
継続的な改善のためのチェックポイント
- 月に一度、施術時間と患者満足度をチェック
- スタッフからのフィードバックを定期的に収集
- 繁忙期・閑散期に応じて時間設定を微調整
- 新メニュー導入時は必ず時間配分を見直す
2024年の効果的な鍼灸院経営戦略でも触れていますが、時間管理は経営戦略の重要な要素です。
時間という限られた資源を最大限に活用することで、あなたの鍼灸院の収益性は大きく向上します。そして何より、より多くの患者さんに価値を提供できるようになるのです。🌟
施術時間の最適化は、すぐに始められて効果が出やすい改善策です。ぜひ明日から実践してみてください!
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