【鍼灸院のリピート】施術効果を実感してもらう!患者説明の「見える化」で継続率を80%にする方法

こんにちは!鍼灸院の経営塾‐AMG‐代表の宮崎圭太です。施術の技術には自信があるのに、患者さんに効果が伝わらず1回で終わってしまうことはありませんか?😅
「痛みは取れているはずなのに『あまり変わらない』と言われた」「なぜ継続が必要なのか理解してもらえない」「説明しても専門的すぎて伝わっていない気がする」そんなお悩みをよく聞きます。
このブログを読むと、患者さんが施術効果を実感し「この先生についていけば必ず良くなる」と確信してもらえる説明テクニックが身につきます。結果として継続率が飛躍的に向上し、安定した売上確保と患者さんの根本改善の両方を実現できるようになります。
目次
- なぜ患者さんは施術効果を実感できないのか?リピートされない3つの原因
- AMGメンバーの事例から学ぶ「見える化」説明の重要性
- 施術効果を実感してもらう「見える化」説明法5ステップ
- 各ステップで使える具体的なツールと実践方法
- 「見える化」説明で継続率を高める実践的コミュニケーション術
- まとめ:明日から実践できる患者説明の「見える化」システム
なぜ患者さんは施術効果を実感できないのか?リピートされない3つの原因
変化が「見えない」から効果を感じられない
鍼灸治療の効果は内部的な変化から始まります。血流改善や筋緊張の緩和など、患者さんが直接目で見ることができない部分で効果が現れているんです。
しかし、多くの患者さんは「見た目に分かる変化」を期待しています。マッサージのように施術直後にスッキリ感があるものと比較されがちです。
この「見えない効果」をそのままにしておくと、患者さんは「本当に効いているのかな?」と不安になってしまいます。
専門用語中心の説明で理解が追いつかない
「気の流れが良くなりました」「経絡の滞りが改善されています」といった専門用語での説明は、鍼灸師にとっては当たり前でも、患者さんには理解が困難です。
また、東洋医学の概念は西洋医学に慣れ親しんだ現代人には馴染みがありません。抽象的な説明だけでは、効果への確信が持てないのが現実です。
カウンセリング満足度を高める5つの質問技法でも触れていますが、患者さんの理解レベルに合わせた説明が重要なんです。
治療計画と現在地が不明確で不安になる
「何回通えば良くなるのか分からない」「今どの段階にいるのか分からない」という不安も、継続を妨げる大きな要因です。
ゴールが見えない治療は、患者さんにとって終わりのないマラソンのように感じられます。特に費用面での不安も重なり、途中で諦めてしまうケースが多いんです。
明確な道筋が示されていないと、患者さんは「いつまで通い続ければいいの?」という疑問を抱えたまま治療を受けることになります。
AMGメンバーの事例から学ぶ「見える化」説明の重要性
継続率30%から80%に改善した実例
AMGのある鍼灸院では、従来の口頭説明中心から「見える化」システムに変更したところ、驚くべき効果がありました。
それまで継続率30%で悩んでいたのが、写真記録と数値化を導入してから80%まで向上したんです。特に変化が大きかったのは、慢性症状を抱える患者さんの継続率でした。
「目で見て分かる変化」を実感できるようになったことで、患者さん自身が治療への信頼感を深めることができたのが要因です。
患者満足度向上で口コミ紹介も増加
継続率の向上と合わせて、患者満足度も大幅にアップしました。「先生がちゃんと見てくれている」という安心感が、信頼関係の構築につながったんです。
結果として、口コミや紹介での新規患者も月3名から月8名に増加。初回来院からリピーターに変える接客術のコツ5ステップと合わせて実践することで、さらに効果的な結果を得られています。
満足した患者さんは自然と周囲に治療院を勧めてくれるようになり、安定した集客基盤を築くことができました。
施術効果を実感してもらう「見える化」説明法5ステップ
ステップ1:ビフォーアフター記録システムの構築
まずは患者さんの変化を記録するシステムを作りましょう。スマートフォンのカメラ機能を活用すれば、コストをかけずに始められます。
記録する項目
- 姿勢の写真(正面・側面・背面)
- 可動域の動画
- 表情や顔色の変化
撮影時は必ず患者さんの同意を得て、プライバシーに配慮した管理を徹底してください。施術説明の「見える化」!患者の納得と信頼を得るビジュアル活用法で詳しい撮影テクニックを紹介しています。
ステップ2:症状改善グラフによる数値化
痛みや症状を数値化してグラフにすることで、改善の推移が一目で分かります。
数値化の方法
- 痛みレベル(0-10のスケール)
- 可動域の角度測定
- 日常生活の困難度(1-5段階)
毎回の施術後にこれらの数値を記録し、グラフ化して患者さんと共有します。「今日は痛みレベルが7から4に下がりましたね!」という具体的な変化を示せるんです。
ステップ3:治療段階の明確化と進捗共有
治療を段階に分けて、現在どの位置にいるかを明確にしましょう。
治療段階の例
- 第1段階:急性症状の緩和(1-3回)
- 第2段階:安定化と根本改善(4-8回)
- 第3段階:予防とメンテナンス(月1-2回)
各段階の目標と期間を最初に説明し、進捗を定期的に確認します。自費診療への移行率を高める!施術説明のポイント5選で、治療計画の効果的な伝え方を詳しく解説しています。
ステップ4:体感ワークによる変化の実感
患者さんに実際に身体の変化を体感してもらうワークを取り入れます。
体感ワークの例
- 施術前後の前屈測定
- 首の可動域チェック
- 肩の挙上角度の比較
「施術前は指先が床から15cm離れていたのに、今は床につきましたね!」という具体的な変化を患者さん自身が実感できます。
ステップ5:次回予約時の期待値設定
次回来院時に期待できる変化を具体的に伝えることで、継続への動機を高めます。
「次回はさらに可動域が広がって、朝の起床時の痛みが軽減される予定です」といった具体的な予測を伝えることで、患者さんは次回の来院を楽しみにしてくれます。
顧客心理を活用した施術メニューの作り方も参考に、患者心理に配慮した説明を心がけましょう。
各ステップで使える具体的なツールと実践方法
写真記録とチェックシートの活用法
効率的な記録のために、チェックシートを活用しましょう。以下の項目を含むシートを作成してください。
チェックシート項目
- 撮影日時・施術回数
- 症状の主観的評価
- 客観的な測定値
- 特記事項・患者さんのコメント
デジタル化することで、過去のデータとの比較も簡単になります。タブレットを使えば、その場で患者さんと一緒に確認できて効果的です。
痛みスケールと可動域測定のテクニック
正確な測定のためには、毎回同じ条件で行うことが重要です。
痛みスケールの使い方
- 0:全く痛みがない
- 5:日常生活に支障がある程度
- 10:耐えられない最大の痛み
可動域測定では、ゴニオメーター(角度計)を使用すると より正確な数値が得られます。スマートフォンアプリでも簡易測定ができるので、導入しやすいツールから始めてみてください。
患者専用カルテの作成と共有方法
各患者さん専用のカルテファイルを作成し、治療の全体像を共有します。
カルテに含める内容
- 初回時の症状と目標
- 治療計画とスケジュール
- 毎回の施術記録と変化
- 写真・グラフ・測定データ
患者との信頼関係を深める!効果的な問診票の作り方も参考に、患者さんとの情報共有を充実させましょう。
「見える化」説明で継続率を高める実践的コミュニケーション術
信頼関係を深める声かけのポイント
「見える化」ツールを使う際の効果的な声かけテクニックをご紹介します。
効果的な声かけ例
- 「写真で比較すると、肩の高さが揃ってきましたね」
- 「数値を見ると、確実に改善していることが分かります」
- 「この調子で続けていけば、目標達成は間近ですよ」
施術中の声かけで満足度アップ!患者との信頼関係構築法で、さらに詳しいコミュニケーション術を学べます。
不安を解消する治療計画の伝え方
患者さんの不安を取り除くためには、明確で分かりやすい説明が必要です。
不安解消のポイント
- 治療期間の目安を具体的に示す
- 費用の総額を事前に提示する
- 途中での見直しも可能であることを伝える
「現在第1段階の3回目で、痛みレベルが半分になっています。このペースなら予定通り8回で症状改善が期待できます」といった具体的な説明を心がけましょう。
次回来院への期待感を高める締めくくり方
施術終了時の締めくくり方で、次回来院への動機を高められます。
効果的な締めくくり例
- 「次回はさらに○○の改善が期待できます」
- 「今日の変化を維持するために、次回は○日後がベストです」
- 「この調子で続けていけば、来月には○○ができるようになりますよ」
ポジティブな未来をイメージしてもらうことで、患者さんの継続意欲を高められます。
まとめ:明日から実践できる患者説明の「見える化」システム
患者さんに施術効果を実感してもらい、継続率を向上させる「見える化」説明法をご紹介しました。
重要なポイントをまとめると:
- 記録システムの構築:写真・数値・グラフで変化を可視化
- 治療段階の明確化:現在地と目標を明確に共有
- 体感ワークの実践:患者さん自身に変化を実感してもらう
- 効果的なコミュニケーション:不安解消と期待感の向上
- 継続的な共有:専用カルテでの情報共有
この「見える化」システムは、患者さんの満足度向上だけでなく、鍼灸師としてのやりがいも高めてくれます。技術の効果がきちんと伝わることで、自信を持って治療に取り組めるようになるんです。
まずは今日から、簡単な写真記録や痛みスケールから始めてみてください。小さな変化の積み重ねが、大きな成果につながります。
患者さんに「この先生についていけば必ず良くなる」と確信してもらえる鍼灸院を目指して、ぜひ実践してみてくださいね!
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