【鍼灸院の経営】スタッフ雇用のタイミング術!売上300万円到達後の人材採用と教育システム構築法

こんにちは!鍼灸院の経営塾‐AMG‐代表の宮崎圭太です。一人で頑張ってきた鍼灸院の売上が順調に伸びてきて、「そろそろスタッフを雇おうかな」と考えているけれど、いつ雇えばいいのか、どんな人を採用すればいいのか迷っていませんか?🤔
「人件費を払えるか不安」「教育方法が分からない」「雇用の手続きが複雑そう」など、初めてのスタッフ雇用には多くの不安がつきものです。
このブログを読むと、売上300万円到達後の適切な雇用タイミングの見極め方から、失敗しない採用基準、そして新人スタッフを戦力化する教育システムまで、体系的に理解できるようになります。スタッフ雇用を成功させて、さらなる成長軌道に乗せましょう!
目次
- スタッフ雇用で失敗する鍼灸院の3つの共通点
- AMGメンバーの事例を元にした雇用成功の条件
- 売上300万円到達後が最適な雇用タイミングである理由
- 失敗しない人材採用の5ステップシステム
- 新人スタッフを3ヶ月で戦力化する教育プログラム
- スタッフマネジメントで売上を最大化する組織運営術
- まとめ:計画的なスタッフ雇用で鍼灸院経営を次のステージへ
スタッフ雇用で失敗する鍼灸院の3つの共通点
売上が不安定な段階での早すぎる雇用
多くの鍼灸院が陥りがちなのが、売上が不安定な時期に「人手が欲しい」という理由だけでスタッフを雇ってしまうことです。
月商200万円前後で変動が大きい状態での雇用は、経営を圧迫するリスクが高すぎます。人件費は固定費なので、売上が下がっても支払い続けなければなりません。
結果的に、せっかく雇ったスタッフを手放すことになり、お互いにとって不幸な結果を生んでしまうんです。
採用基準が曖昧で「なんとなく」の人選
「感じの良い人だから」「資格を持っているから」といった曖昧な基準で採用を決めてしまうケースも危険です。
技術レベル、コミュニケーション能力、院の理念への共感度など、具体的な評価基準がないと、後々のトラブルにつながります。
特に鍼灸院では患者さんとの信頼関係が重要なため、技術だけでなく人間性も慎重に見極める必要があります。
教育システムがなく場当たり的な指導
「見て覚えてもらう」「慣れてもらう」といった感覚的な指導では、スタッフの成長スピードが遅く、戦力化までに時間がかかりすぎます。
また、指導内容にバラつきが生じて、院全体のサービス品質にも影響を与えてしまいます。
体系的な教育プログラムがないと、スタッフも不安を感じて早期離職につながる可能性が高くなります。
AMGメンバーの事例を元にした雇用成功の条件
月商300万円安定化がもたらす経営の余裕
AMGのある鍼灸院では、月商300万円を3ヶ月連続で達成した段階で初回スタッフ雇用を実施しました。
この時点での人件費率は28%程度で、経営者自身の収入も十分確保できる状態でした。資金的な余裕があることで、スタッフの教育期間中も焦ることなく、じっくりと指導に取り組めたんです。
計画的な採用で実現した売上1.5倍の成長
同じ院では、採用から6ヶ月後には月商450万円まで成長しました。スタッフが戦力化されることで、経営者はより経営業務に集中でき、マーケティングや院の改善に時間を使えるようになったからです。
一人では限界のあった予約枠も拡大でき、より多くの患者さんにサービスを提供できるようになりました。
鍼灸院の経営者がやるべき本当の仕事を参考に、経営者としての役割を再確認してみてください。
売上300万円到達後が最適な雇用タイミングである理由
人件費率30%以内を維持する財務計算
健全な鍼灸院経営では、人件費率は30%以内に抑えるのが理想的です。
月商300万円の場合、人件費90万円まで使えることになります。経営者の給与を50万円、新人スタッフの給与を25万円、社会保険等を15万円とすると、ちょうど90万円になります。
この計算により、経営を圧迫することなくスタッフ雇用が可能になるんです。
予約待ち状況と業務量から判断する具体的指標
売上だけでなく、以下の状況が整った時が雇用のタイミングです:
- 新規予約が2週間先まで埋まっている
- 1日の施術件数が8-10件を超えて常時忙しい
- 事務作業や院内整備に十分な時間が取れない
これらの状況は、一人では業務が回らない明確なサインです。
3か月以内に売上100万円達成する方法から段階的に売上を積み上げていくことが重要です。
雇用前に準備すべき3ヶ月分の運転資金
スタッフが戦力化するまでの期間を考慮して、最低3ヶ月分の人件費と運転資金を準備しておきましょう。
具体的には:
- 人件費3ヶ月分:75万円
- 研修期間中の売上減少分:30万円
- 求人・採用費用:10万円
合計115万円程度の余裕資金があると安心です。
失敗しない事業計画書の作り方!融資審査を通過する5つの重要ポイントも参考に、資金計画を立ててみてください。
失敗しない人材採用の5ステップシステム
採用基準の明文化と求める人材像の設定
まずは「どんな人材が欲しいか」を具体的に文書化しましょう。
技術面の基準
- 鍼灸師資格保有は必須
- 実務経験○年以上(新卒可の場合も明記)
- 特定の手技や専門分野の経験
人間性の基準
- コミュニケーション能力の高さ
- 学習意欲と向上心
- 院の理念への共感度
これらを明確にすることで、面接でも一貫した評価ができます。
効果的な求人チャネルの選定と活用法
複数のチャネルを使い分けて、より良い人材との出会いを増やしましょう。
専門求人サイト
- 鍼灸師専門の求人サイトを活用
- 詳細な条件と院の魅力を丁寧に記載
教育機関との連携
- 地域の鍼灸専門学校との関係構築
- 実習受け入れから採用につなげる
紹介・口コミ
- 既存患者さんからの紹介
- 同業者ネットワークの活用
それぞれの特徴を理解して、戦略的に活用することが重要です。
面接で見極めるべき技術力と人間性のポイント
面接では以下のポイントを重点的にチェックしましょう。
技術力の確認
- 基本的な施術手順の説明
- 患者さんへの説明能力
- 継続学習への姿勢
人間性の評価
- 患者さんとのコミュニケーション方法
- チームワークに対する考え方
- 困難な状況への対処方法
可能であれば実技テストも実施して、実際の技術レベルを確認することをおすすめします。
新人スタッフを3ヶ月で戦力化する教育プログラム
入社1週目:基本ルールと接客マナーの徹底
最初の1週間は、院のルールと基本的な接客マナーを集中的に教育します。
院内ルールの習得
- 開院・閉院の手順
- 予約システムの使い方
- カルテ管理と個人情報保護
接客マナーの実践
- 患者さんとの接し方
- 電話対応の基本
- 院内での立ち振る舞い
この段階では、まだ施術は行わず、受付業務や院内清掃などから始めます。
2-4週目:施術技術の段階的指導法
2週目からは実際の施術技術の指導に入ります。
見学期間(2週目)
- 経営者の施術を間近で観察
- 患者対応の流れを理解
- 疑問点は随時質問
補助業務(3週目)
- 簡単な準備や片付けを担当
- 患者さんとの軽い会話
- 基本的な手技の練習
指導下での施術開始(4週目)
- 経営者の監督下で実際の施術
- 毎回フィードバックを実施
- 改善点の明確化と練習
カウンセリング満足度を高める5つの質問技法も参考に、患者対応スキルも同時に育成しましょう。
2-3ヶ月目:独立施術への移行とフォローアップ
2ヶ月目からは段階的に独立した施術を任せていきます。
独立施術の開始
- 比較的軽症の患者さんから担当
- 困った時はすぐに相談できる体制
- 週1回の技術チェック
継続的な成長支援
- 月1回の個人面談
- 技術向上のための外部研修参加
- 患者さんからのフィードバック共有
3ヶ月目には完全に独り立ちできる状態を目指します。
スタッフマネジメントで売上を最大化する組織運営術
モチベーション維持のための評価制度設計
スタッフのモチベーションを維持するためには、公正で透明な評価制度が必要です。
評価基準の設定
- 技術レベルの向上度
- 患者満足度スコア
- チームワークへの貢献
インセンティブ制度
- 技術向上に応じた昇給
- 患者さんからの高評価時のボーナス
- 資格取得支援制度
定期的な評価面談を通じて、スタッフの成長をサポートしましょう。
チームワーク向上のコミュニケーション術
良いチームワークは院全体のサービス品質向上につながります。
日常的なコミュニケーション
- 朝礼での情報共有
- 患者情報の詳細な申し送り
- 困りごとの気軽な相談
定期的なミーティング
- 月1回の全体ミーティング
- 技術向上のための勉強会
- 院の方針や目標の共有
風通しの良い職場環境を作ることで、スタッフの定着率も向上します。
施術時間を見直して回転率アップ!収益を最大化する時間管理法も参考に、効率的な院運営を心がけましょう。
まとめ:計画的なスタッフ雇用で鍼灸院経営を次のステージへ
スタッフ雇用は鍼灸院経営の大きな転換点です。適切なタイミングと方法で行えば、院の成長を大きく加速させることができます。
重要なポイントのおさらい
- 雇用タイミング:月商300万円を3ヶ月連続達成後
- 採用基準:技術力と人間性の両面を明確に設定
- 教育システム:3ヶ月で戦力化する段階的プログラム
- 継続的成長:評価制度とコミュニケーションで組織力向上
一人で頑張ってきたあなたの技術と経営ノウハウを、信頼できるスタッフと共有することで、より多くの患者さんに価値を提供できるようになります。
慎重すぎる必要はありませんが、計画的に進めることで失敗のリスクを最小限に抑えられます。今日から雇用に向けた準備を始めて、鍼灸院経営を次のステージに押し上げましょう!
スタッフ雇用は経営者として大きな決断ですよね😊でも適切な準備と方法があれば、きっと素晴らしいチームを作ることができます。
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