【鍼灸院の経営】院内動線の見直しで効率2倍!限られたスペースを最大活用する配置術

こんにちは!鍼灸院の経営塾‐AMG‐代表の宮崎圭太です。
「患者さんが増えてきたのはいいけれど、院内がごちゃごちゃして効率が悪い…」「狭いスペースでどう配置すれば良いか分からない」そんなお悩みはありませんか?🤔
実は、院内動線を見直すだけで施術効率が2倍になり、同じ時間でより多くの患者さんを診ることができるようになるんです。
このブログでは、限られたスペースを最大活用する配置術と、患者さんにとっても施術者にとっても快適な院内環境の作り方をお伝えします。これを実践すれば、無駄な動きが減って疲労軽減にもつながり、結果として売上アップも期待できます!
目次
- 院内動線が悪いと起こる3つの経営損失
- AMGメンバーの事例から学ぶ動線改善の効果
- 効率2倍を実現する院内配置の5つの基本原則
- スペース別!具体的な配置テンプレートと実践法
- 院内動線チェックリストと改善の進め方
- まとめ:明日から実践できる院内動線改善アクション
院内動線が悪いと起こる3つの経営損失
施術時間の延長による機会損失
院内動線が悪いと、施術者が必要な器具を取りに行ったり、患者さんを案内したりする移動時間が増えてしまいます。
例えば、1回の施術で5分の無駄な移動時間があると、1日10人診察する場合、合計50分のロス!
この50分があれば、もう1人の患者さんを診ることができますよね。
機会損失の計算例
- 1回の施術料金:5,000円
- 月20営業日×追加1人=20人
- 月間機会損失:100,000円
年間で考えると120万円もの売上機会を失っているかもしれません😱
初回来院からリピーターに変える接客術のコツ5ステップでも解説していますが、患者さんの時間を大切にすることがリピート率向上につながります。
患者満足度の低下とリピート率への影響
動線が悪いと、患者さんにも不快な思いをさせてしまいます。
よくあるのが:
- 待合室で他の患者さんとすれ違う際の気まずさ
- 施術室までの道のりが分かりにくい
- 着替えや移動の際のプライバシー不安
これらは患者さんの満足度を下げ、「なんだか落ち着かない院だな」という印象を与えてしまいます。
結果として、技術が良くてもリピートされない原因になってしまうんです。
施術者の疲労蓄積と長期的な生産性低下
無駄な動きが多いと、施術者自身の疲労も蓄積されます。
1日中小刻みに動き回っていると:
- 集中力が散漫になる
- 身体的疲労が早く訪れる
- 施術の質が下がる可能性
長期的に見ると、これが経営にも大きな影響を与えてしまいます。
AMGメンバーの事例から学ぶ動線改善の効果
15㎡のスペースで月商100万円を達成した配置術
AMGのある鍼灸院では、わずか15㎡のスペースで月商100万円を達成しました。
改善前の課題
- 受付と施術スペースが混在していた
- 器具の配置がバラバラで取りに行く時間がかかっていた
- 患者さんの着替えスペースが不明確だった
改善後の変化
- 受付→待合→施術→会計の流れを一方通行に
- よく使う器具を施術ベッドから1歩以内に配置
- パーテーションで明確なゾーン分け
開業3ヶ月で月商50万!失敗しない施術メニュー設計の5原則でも触れていますが、効率的な院内環境は施術メニューの充実にもつながります。
動線見直しで1日の診療数が1.8倍になった事例
別のAMGメンバーは、動線の見直しだけで1日の診療可能数を大幅に増やしました。
具体的な改善内容
- 施術ベッド周りに「よく使う器具コーナー」を設置
- 清拭・消毒用品を各ベッドに常備
- 患者さんの導線と施術者の導線を完全分離
この結果、1回の施術時間を平均8分短縮。
1日8人だった診療数が14人になり、月商が大幅にアップしたそうです!
効率2倍を実現する院内配置の5つの基本原則
患者動線と施術者動線の分離設計
効率的な院内配置の基本は、患者さんと施術者の動きを分けることです。
患者動線の設計ポイント
- 入口→受付→待合→施術室→会計→出口の一方通行
- 他の患者さんとすれ違わない配置
- 迷いやすいポイントにサインや案内を配置
施術者動線の設計ポイント
- 施術に必要な器具への最短アクセス
- 清掃・準備作業の効率化
- 緊急時の迅速な移動ルート確保
施術時間を見直して回転率アップ!収益を最大化する時間管理法でも解説していますが、動線設計は時間管理の基本でもあります。
使用頻度に基づく備品配置の最適化
施術で使用する器具や備品は、使用頻度に応じて配置を決めましょう。
使用頻度別配置ルール
- 毎回使用:施術ベッドから手を伸ばして届く範囲(50cm以内)
- よく使用:1歩で取りに行ける範囲(1m以内)
- たまに使用:施術室内の専用収納
- めったに使わない:別室または高い場所の収納
この配置を徹底するだけで、1回の施術中の移動時間を大幅に削減できます。
プライバシー確保と効率性の両立方法
患者さんのプライバシーを守りながら効率性も確保する工夫が必要です。
プライバシー確保のポイント
- 着替えエリアの明確な区分け
- 音が漏れにくいパーテーション配置
- 視線をさえぎる工夫
効率性との両立方法
- 可動式パーテーションで柔軟な空間活用
- 透明度を調整できる仕切り材の使用
- 音楽や自然音でプライバシーを守る
院内ポップで集客力アップ!患者の目を引く作成テクニックで紹介している視覚的工夫も、プライバシー確保に役立ちます。
清掃・消毒作業を考慮した配置設計
清掃と消毒は鍼灸院の重要な業務です。この作業効率も考慮した配置にしましょう。
清掃効率を上げる配置のコツ
- 床面積を最大限確保できる家具配置
- 清掃用具の保管場所を各エリア近くに設置
- 汚れやすい場所への簡単アクセス
消毒作業の効率化
- アルコール等の消毒用品を各施術ベッドに常備
- 使用済みリネン類の効率的な回収システム
- 換気システムの最適配置
将来の拡張を見据えたレイアウト計画
今後の事業拡大も考慮したレイアウトにしておくことが大切です。
拡張性を確保するポイント
- 可動式家具や設備の積極的活用
- 電源や通信設備の余裕ある配置
- スタッフ増員時の動線確保
将来的な変化に対応できる柔軟性を持たせておくことで、リニューアル費用も節約できます。
スペース別!具体的な配置テンプレートと実践法
10㎡未満の超コンパクト院の配置パターン
狭いスペースでも効率的な配置は可能です。
基本レイアウト
- 入口近くに受付カウンター(幅60cm程度)
- 施術ベッド1台を部屋の奥に配置
- ベッド横に器具収納を集約
- 着替えスペースはカーテンで区切る
効率化のポイント
- 壁面を最大活用した収納
- 折りたたみ式の受付台
- 天井近くのデッドスペース活用
物件選びで失敗しない!立地・家賃・設備の選定基準でも触れていますが、狭くても工夫次第で快適な院にできます。
15-25㎡の標準的な個人院での最適レイアウト
最も一般的なサイズの個人院での配置例をご紹介します。
推奨レイアウト
- エントランス:受付と待合を兼用(3㎡)
- 施術室:メインベッド1台+補助ベッド1台(15㎡)
- 更衣・準備エリア(3㎡)
- 収納・事務エリア(4㎡)
動線設計のポイント
- L字型の患者導線で効率化
- 施術者専用の裏動線確保
- 緊急時の避難経路も考慮
複数ベッド対応の効率的ゾーニング術
複数のベッドがある場合のゾーニング方法です。
ゾーン分けの基本
- 各ベッドを独立したゾーンとして設計
- 共有エリア(受付、待合)の効率的配置
- スタッフ動線の重複排除
プライバシー確保
- 可動式パーテーションでの区切り
- 音の配慮(BGMやホワイトノイズ)
- 視線管理(間接照明の活用)
施術ルーム最適化!限られたスペースを活かす配置と動線設計では、より詳細な設計ノウハウを紹介しています。
院内動線チェックリストと改善の進め方
現状分析のための動線測定方法
まずは現状の動線を客観的に分析しましょう。
測定方法
- 1日の施術を通して自分の移動距離を記録
- 患者さんの院内滞在時間を測定
- よく使う器具への到達時間を計測
- 清掃・準備作業にかかる時間を記録
分析のポイント
- 無駄な移動が発生している箇所の特定
- 時間のかかりすぎている作業の洗い出し
- 患者さんが迷いやすいポイントの確認
改善優先順位の決め方と段階的実施法
すべてを一度に変えるのは大変です。優先順位をつけて段階的に改善しましょう。
改善の優先順位
- 高頻度×高影響:毎回使う器具の配置見直し
- 高頻度×低影響:日常的な小さな無駄の排除
- 低頻度×高影響:大型家具の配置変更
- 低頻度×低影響:装飾品や細かな配置調整
段階的実施のコツ
- まずは移動だけでできる改善から
- 患者さんへの影響が少ない時間帯に変更
- 1週間ごとに効果を検証
患者さんの声を活かした継続的改善システム
患者さんの意見も改善の重要な情報源です。
フィードバック収集方法
- 施術後の簡単なアンケート
- 口頭での感想聞き取り
- オンライン予約システムでの評価機能
改善サイクルの構築
- 月1回の動線見直し会議(自分自身との)
- 患者さんからの意見集約
- 小さな改善の積み重ね
- 効果測定と次の改善点発見
患者との信頼関係を深める!効果的な問診票の作り方で紹介している質問技法も、フィードバック収集に役立ちます。
まとめ:明日から実践できる院内動線改善アクション
院内動線の改善は、今日からでも始められる経営改善策です!
重要なポイントのおさらい
- 現状分析から始める:まずは自分の移動パターンを1日記録してみる
- 使用頻度で配置を決める:よく使うものほど手の届く場所に
- 患者さんとの動線を分ける:お互いにストレスフリーな環境作り
- 小さな改善の積み重ね:一度にすべて変えず段階的に実施
- 継続的な見直し:月1回は動線をチェックする習慣を
動線改善は、設備投資なしでも大きな効果が期待できる経営改善策です。
まずは明日から、よく使う器具を施術ベッドの手の届く場所に移動させてみてください。
それだけでも、1日の疲労度が変わってくるはずです😊
効率的な院内環境ができれば、より多くの患者さんを余裕を持って診ることができ、結果として売上アップにもつながります。
ぜひ、あなたの院でも実践してみてくださいね!
院内レイアウトって、一度決めてしまうとなかなか変更するのが大変ですよね😅
でも実は、ちょっとした配置の工夫で売上が大きく変わることも多いんです。
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