【鍼灸院の売上アップ】施術メニュー名変更だけで単価1.5倍!患者心理を活用したネーミング戦略7つの法則

こんにちは!鍼灸院の経営塾‐AMG‐代表の宮崎圭太です。施術メニューの名前、何となく決めていませんか?🤔
「肩こり改善コース」「腰痛施術」「美容鍼」…こんな感じで、施術内容をそのまま名前にしている鍼灸院、実はめちゃくちゃ多いんです。
でも、これだと患者さんには何も伝わりません。
むしろ「どこの鍼灸院でも同じでしょ?」って思われて、一番安いメニューしか選ばれない原因になってるんです。
実は、メニュー名を変えるだけで、施術内容は全く同じなのに単価が1.5倍になった鍼灸院があります。
しかも、患者さんから「高い」とは言われず、むしろ「このメニュー受けたいです!」と言ってもらえるようになったんです。
このブログでは、患者心理を活用したネーミング戦略7つの法則を詳しく解説します。
この法則を実践すれば、メニュー名を変えるだけで患者さんの反応が劇的に変わり、自然と高額メニューが選ばれるようになります。
明日から使える具体的なテクニックばかりなので、ぜひ最後まで読んでくださいね!
目次
- 施術メニュー名で売上が変わらない3つの原因
- AMGメンバーの事例を元にしたメニュー名変更の効果
- 患者心理を活用したネーミング戦略7つの法則
- メニュー名変更の実践5ステップ
- メニュー名変更時の注意点と既存患者への対応法
- まとめ:明日から実践できるメニュー名改善術
施術メニュー名で売上が変わらない3つの原因
専門用語を使いすぎて患者に伝わっていない
多くの鍼灸師が陥りがちなのが、専門用語をそのままメニュー名にしてしまうことです。
「経絡調整」「気滞改善」「陰陽バランス調整」…
これ、鍼灸師同士なら通じますよね。
でも患者さんには全く伝わっていません。
患者さんが知りたいのは、専門的な施術内容ではなく「自分の悩みが解決するか」だけなんです。
肩が痛い患者さんは「経絡調整」と聞いても、それで肩の痛みが取れるのかピンとこないんです。
専門用語を使うことで、逆に「難しそう」「自分には関係なさそう」と感じられてしまいます。
鍼灸師の視点ではなく、患者視点でのメニュー名にすることが第一歩です。
施術内容を説明しているだけで価値が伝わらない
「肩こり施術」「腰痛改善」「美容鍼」
こんなメニュー名、よく見かけますよね。
でも、これって何も差別化できていないんです。
近隣の鍼灸院も同じようなメニュー名だったら、患者さんはどう選ぶと思いますか?
答えは簡単。「安い方」を選びます。
患者さんが知りたいのは「何をするか」ではなく「どうなれるか」なんです。
「肩こり施術」ではなく「デスクワークの疲れが取れて翌朝スッキリ起きられるようになる」というベネフィットを伝える必要があります。
施術内容を説明するだけのメニュー名は、価値が伝わらず選ばれない原因になっているんです。
ポジショニング戦略で競合と差別化する方法も参考にしてみてください。
競合との違いが見えず価格競争に陥っている
同じようなメニュー名では「安い方がいい」と思われるのは当然です。
「全身調整 60分 5,000円」
近所の鍼灸院も「全身調整 60分 4,500円」
これじゃ価格でしか比較されませんよね。
メニュー名で独自性を出せていないと、価格競争に巻き込まれてしまいます。
技術力は高いのに、メニュー名のせいで低単価で勝負せざるを得なくなっている鍼灸院、本当に多いんです。
差別化できる強みの見つけ方を活かして、メニュー名にも反映させることが重要です。
AMGメンバーの事例を元にしたメニュー名変更の効果
メニュー名を変えただけで月商20万円アップした事例
AMGのある鍼灸院では、メニュー名を変更しただけで驚くべき成果が出ました。
変更前のメニュー名は「全身調整コース 60分 6,000円」でした。
これを「院長による完全オーダーメイド全身調整(月10名限定)60分 9,000円」に変更したんです。
施術内容は全く同じです。
変えたのは名前だけ。
でも結果は驚くべきものでした。
このメニューの成約率が2.5倍になり、単価も1.5倍になったことで、月商が20万円以上アップしたんです。
「月10名限定」という希少性と「院長による」という専門性、「完全オーダーメイド」という価値が伝わったことで、患者さんの反応が劇的に変わりました。
「高い」とは言われず、むしろ「このメニューを受けたいです」という問い合わせが増えたそうです。
施術単価アップ術!患者の「高い」を「価値がある」に変える価格提示法も併せて実践すると効果的です。
高額メニューの成約率が2倍になった事例
別のAMGメンバーは、メニューの松竹梅を作ることで成果を出しました。
以前は「基本コース 4,000円」と「プレミアムコース 8,000円」の2つだけでした。
ほとんどの患者さんが「基本コース」を選んでいたんです。
そこで「スタンダードコース 6,000円」を真ん中に追加しました。
さらにメニュー名も工夫しました。
- 基本コース:「まずは試したい方向け!ベーシック調整 40分 4,000円」
- スタンダードコース:「じっくり改善したい方に人気!しっかり全身調整 60分 6,000円」
- プレミアムコース:「本気で治したい方専用!院長による徹底改善プログラム 90分 8,000円」
結果、真ん中のスタンダードコースが一番選ばれるようになりました。
さらに驚いたことに、プレミアムコースの成約率も以前の2倍になったんです。
選択肢の提示方法を変えただけで、患者さんの行動が変わったんです。
この方法については単価アップにつながる施術メニューの組み合わせ提案テクニックで詳しく解説しています。
メニュー名の付け方って、実は鍼灸院経営の中でもすごく重要なのに、意外と見落とされがちなポイントなんです🤔
AMG公式LINEでは、こうした成功事例をもとに、鍼灸院経営で本当に使える実践的なノウハウを無料で配信しています。ぜひ登録してみてくださいね。
患者心理を活用したネーミング戦略7つの法則
ここからは、具体的な7つの法則を詳しく解説していきます。
顧客心理を活用した施術メニューの作り方と合わせて実践すると、さらに効果的です。
法則1:ベネフィット(得られる結果)を明確にする
患者さんが本当に知りたいのは「自分がどうなれるか」です。
NG例:「肩こり施術」
これだと何も伝わりません。
OK例:「デスクワーク疲れ解消!翌朝スッキリ肩こりケア」
こちらは具体的に「デスクワークの疲れが取れる」「翌朝スッキリ起きられる」という未来が見えますよね。
患者さんは施術を受けた後の自分をイメージできるんです。
Before→Afterが明確に伝わるネーミングを心がけましょう。
- Before:肩が痛くてつらい
- After:翌朝スッキリ起きられる
この変化を言葉にすることが大切です。
法則2:ターゲットを絞り込む
「誰でもウェルカム」なメニューは、実は誰にも刺さりません。
NG例:「腰痛改善コース」
これだと「自分のための施術かな?」と感じにくいんです。
OK例:「産後ママ専用!抱っこ腰痛改善プログラム」
こちらは「産後ママ」に特化していますよね。
産後で腰痛に悩んでいるママさんは「これ、まさに私のためのメニューだ!」と感じます。
ターゲットを絞ることで、逆に選ばれやすくなるんです。
実際、特定のターゲットに向けたメニューの方が、成約率が高くなる傾向があります。
「自分事」として捉えてもらえるかどうかが、メニュー選択の大きなポイントなんです。
法則3:数字で具体性を出す
数字があるだけで、信頼性と具体性が増します。
NG例:「美容鍼」
これだとどんな効果があるのか分かりません。
OK例:「-5歳見え!小顔リフトアップ美容鍼(60分)」
「-5歳見え」という数字で効果が具体的にイメージできますよね。
「60分」という時間も明記することで、どれくらいの施術なのかが分かります。
数字を使える場面はたくさんあります。
- 時間:「60分たっぷり」「90分集中ケア」
- 回数:「3回で実感」「5回完結プログラム」
- 期間:「2週間で変わる」「1ヶ月集中コース」
- 効果:「-5歳見え」「姿勢改善率85%」
数字は客観性を持たせるので、患者さんの不安を減らす効果もあります。
法則4:感情を刺激する言葉を使う
人は論理ではなく感情で動きます。
NG例:「疲労回復コース」
これだと事務的で心が動きません。
OK例:「極上リラックス!心と体が軽くなる癒しの90分」
「極上リラックス」「心と体が軽くなる」「癒し」といった感情を刺激する言葉で、「受けたい欲求」が高まります。
感情に訴えかける言葉の例を挙げますね。
- ポジティブな感情:極上、至福、幸せ、喜び、安らぎ、癒し
- 変化を表す言葉:生まれ変わる、変わる、軽くなる、スッキリ
- 感覚を表す言葉:ふわっと、じんわり、ほぐれる、整う
こうした言葉を効果的に使うことで、患者さんの「受けてみたい」という気持ちを引き出せます。
法則5:希少性・限定性を演出する
「いつでも受けられる」よりも「今しか受けられない」方が価値を感じます。
NG例:「全身調整」
これだといつでも受けられそうですよね。
OK例:「月10名限定!院長による完全オーダーメイド全身調整」
「月10名限定」という希少性があることで、「今予約しないと受けられないかも」という心理が働きます。
「院長による」という限定性も、価値を高める要素です。
希少性を演出する方法はいくつかあります。
- 数量限定:「月○名様限定」「1日○名まで」
- 人の限定:「院長による」「〇〇専門家が担当」
- 時間の限定:「平日午前中限定」「○月末まで」
- 条件の限定:「初回限定」「紹介者様限定」
ただし、嘘の限定は絶対にダメです。
本当に限定できる範囲で設定しましょう。
法則6:専門性をアピールする
専門性を示すことで、高額でも納得してもらえます。
NG例:「肩こり施術」
これだと専門性が感じられません。
OK例:「20年の臨床実績!頑固な肩こり専門プログラム」
「20年の臨床実績」という経験値と「頑固な肩こり専門」という特化性が伝わります。
専門性をアピールする要素はこんなものがあります。
- 実績:「臨床実績○年」「延べ○名の施術実績」
- 資格・技術:「○○認定」「○○技術使用」
- 専門分野:「○○専門」「○○特化」
- 独自性:「当院独自の」「オリジナルメソッド」
専門性が高いほど、患者さんは「ここでしか受けられない」と感じ、価格への納得感が生まれます。
法則7:比較対象を作る(松竹梅の法則)
選択肢が1つだけだと、「受ける・受けない」の二択になってしまいます。
でも3つあると、「どれを選ぶか」という思考になるんです。
これを松竹梅の法則といいます。
基本メニュー:「ライト調整 40分 4,000円」
初めての方や軽い症状の方向け
スタンダードメニュー:「しっかり全身調整 60分 6,000円」
一番人気!じっくり改善したい方に
プレミアムメニュー:「徹底改善プログラム 90分 9,000円」
本気で治したい方専用
真ん中が一番選ばれやすくなる心理(極端回避性)があります。
しかも、高いメニューがあることで、真ん中のメニューが「ちょうどいい」と感じられるんです。
さらに、一定数は「せっかくだから一番いいものを」とプレミアムを選ぶ人もいます。
価格帯の設定は1.5倍ずつを目安にするといいですよ。
単価アップにつながる施術メニューの組み合わせ提案テクニックで、さらに詳しい価格設定の方法を紹介しています。
メニュー名変更の実践5ステップ
ここからは、実際にメニュー名を変更する手順を解説します。
コース料金設定術も参考にしながら進めてみてください。
ステップ1:現状のメニューを整理する
まずは現状を把握しましょう。
現在のメニュー名と価格を全て書き出してください。
そして各メニューの成約率を確認します。
- このメニューは月に何人が選んでいるか?
- 問い合わせ時に「高い」と言われていないか?
- どのメニューが選ばれていないか?
データを見れば、どのメニュー名に問題があるかが分かります。
選ばれていないメニューこそ、名前を変える価値があります。
ステップ2:各メニューのベネフィットを明確にする
次に、各メニューで患者さんが得られる結果を言語化します。
「このメニューで患者さんはどうなれるか?」を考えてください。
施術内容ではなく、得られる結果にフォーカスするのがポイントです。
例えば「肩こり施術」なら:
- デスクワークに集中できるようになる
- 頭痛が出なくなる
- 夜ぐっすり眠れるようになる
- 姿勢が良くなって印象が変わる
こうしたベネフィットを書き出しましょう。
患者さんの声や感想を参考にするのもおすすめです。
「この施術を受けてどうなりましたか?」と聞いてみてください。
そこに出てくる言葉が、そのままメニュー名のヒントになります。
ステップ3:7つの法則を当てはめて新しい名前を作る
ここまで準備ができたら、いよいよメニュー名を作ります。
7つの法則を1つずつ試してみてください。
最初は1つの法則だけを使ってもOKです。
慣れてきたら、複数の法則を組み合わせてみましょう。
例:「肩こり施術」を変更する場合
- 法則1(ベネフィット):「デスクワーク疲れ解消コース」
- 法則2(ターゲット):「デスクワーカー専用肩こりケア」
- 法則3(数字):「-5歳姿勢!肩こり改善60分」
- 法則4(感情):「スッキリ軽くなる!肩こり解放プログラム」
- 法則5(限定性):「月20名限定!院長による肩こり徹底改善」
- 法則6(専門性):「15年の実績!頑固な肩こり専門コース」
- 法則7(松竹梅):「しっかり肩こりケア 60分 6,000円」(スタンダード)
複数の法則を組み合わせた例:
「デスクワーカー専用!-5歳姿勢になる肩こり徹底改善プログラム(60分)月20名限定」
最低3パターンは候補を出してみることをおすすめします。
ステップ4:患者さんにテストして反応を見る
メニュー名の候補ができたら、いきなり全部変えないでください。
まずはテストすることが大切です。
既存の患者さんに「どっちの名前が分かりやすいですか?」と聞いてみましょう。
ホームページで2パターン試してアクセス数を比較するのも効果的です。
電話問い合わせ時の反応もチェックしてください。
「このメニューについて詳しく教えてください」と言われるなら、興味を持たれている証拠です。
逆に「他にもっと安いのはありますか?」と言われるなら、価値が伝わっていない可能性があります。
患者さんの生の反応が、一番正直なフィードバックです。
ステップ5:効果測定して継続的に改善する
メニュー名を変更したら、必ず効果測定をしてください。
変更前後の成約率を記録しましょう。
- 問い合わせ数は増えたか?
- どのメニューが選ばれるようになったか?
- 客単価は上がったか?
- 「高い」と言われる頻度は減ったか?
データを見ながら、さらに改善していきます。
3ヶ月ごとに見直して最適化を続けることで、どんどん良くなっていきます。
一度変えて終わりではなく、継続的に改善していく姿勢が大切です。
開業3ヶ月で月商50万!失敗しない施術メニュー設計の5原則も参考にしてみてください。
メニュー名変更時の注意点と既存患者への対応法
メニュー名を変更する際には、いくつか注意点があります。
既存患者への丁寧な説明が必須
既存の患者さんが混乱しないように配慮が必要です。
「メニュー名を変えただけで、施術内容は全く同じです」と明確に伝えましょう。
変更理由は「より分かりやすくするため」と説明すればOKです。
混乱を避けるため、旧メニュー名も併記する期間を設けるといいですよ。
例:「デスクワーク疲れ解消!肩こりケア(旧:肩こり施術)」
3ヶ月程度の移行期間を設けると安心です。
院内POPやホームページ、予約システムなど、全ての媒体で統一しましょう。
「前のメニュー名と違う名前が書いてある」と混乱を招かないように注意してください。
一気に全部変えず段階的に進める
いきなり全メニューの名前を変えるのはリスクがあります。
まず1つのメニューから試してみましょう。
反応が良ければ、他のメニューも変更していく段階的なアプローチがおすすめです。
失敗しても戻せるように、柔軟に対応する姿勢が大切です。
「やっぱり前の名前の方が良かった」となっても、1つだけなら簡単に戻せます。
テストと改善を繰り返しながら、最適なメニュー名を見つけていきましょう。
スタッフがいる場合は事前共有が重要
受付スタッフがいる場合は、事前に共有が必須です。
受付スタッフが新メニュー名を説明できるようにしておきましょう。
新メニュー名の意図と変更理由を共有してください。
患者さんからの質問への回答も準備しておくといいですね。
よくある質問と回答例:
Q: メニュー名が変わったけど、何か変わったんですか?
A: より分かりやすくするためにメニュー名を変更しましたが、施術内容は全く同じです。
Q: 前の○○コースはなくなったんですか?
A: いえ、名前だけ変更して「△△プログラム」になりました。内容は同じです。
スタッフ全員が同じ説明ができるように、マニュアルを作っておくと安心です。
まとめ:明日から実践できるメニュー名改善術
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
メニュー名は患者さんの心を動かす重要なマーケティングツールだということが伝わったでしょうか?
改めて重要なポイントをまとめますね。
メニュー名が売上に直結する理由
- 専門用語ではなく患者視点の言葉で伝える
- 施術内容ではなくベネフィットを明確にする
- 競合との違いを言葉で表現する
7つの法則を使えば単価アップが可能
- ベネフィット(得られる結果)を明確にする
- ターゲットを絞り込む
- 数字で具体性を出す
- 感情を刺激する言葉を使う
- 希少性・限定性を演出する
- 専門性をアピールする
- 比較対象を作る(松竹梅の法則)
実践5ステップで段階的に改善
施術内容を変えずに、メニュー名を変えるだけで単価アップが実現できるんです。
まずは1つのメニューから試してみてください。
既存患者への配慮を忘れずに、丁寧に進めることも大切です。
スタッフがいる場合は、事前共有を徹底しましょう。
そして継続的な改善で、地域No.1の鍼灸院を目指していきましょう!
メニュー名を変えるだけで、患者さんの反応が劇的に変わります。
技術力は十分あるのに、伝え方がもったいない鍼灸院、本当に多いんです。
この記事で紹介した7つの法則を使って、あなたの鍼灸院の魅力を最大限に伝えるメニュー名を作ってくださいね😊
明日から早速、メニュー名を見直してみましょう。
小さな一歩が、大きな売上アップにつながりますよ!
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