【鍼灸院の経営】開業1年目の資金ショートを防ぐ!月次キャッシュフロー管理の実践術

こんにちは!鍼灸院の経営塾‐AMG‐代表の宮崎圭太です。開業1年目で「売上はあるのに手元にお金が残らない…」「このままで大丈夫なのか不安で眠れない」そんな悩みを抱えていませんか?🤔
開業したばかりの頃は、施術の予約が入ると嬉しいですよね。
でも月末になると通帳残高を見て愕然とする。
税金の支払いが来て慌てる。
家族に「本当に大丈夫なの?」と心配される。
そんな経験、ありませんか?
実は、技術力があって患者さんも来ているのに資金繰りで苦しむ鍼灸院は本当に多いんです。
原因は「キャッシュフロー管理」ができていないこと。
つまり、お金の流れを把握できていないんです。
このブログを読むと、開業1年目でも実践できる月次キャッシュフロー管理の具体的な方法が分かります。
エクセルやスプレッドシートを使った簡単な管理システムを構築すれば、お金の不安から解放されて、施術に集中できるようになりますよ。
経営の数字が苦手でも大丈夫。
一緒に、安心して経営できる基盤を作っていきましょう!
目次
- 開業1年目の鍼灸院が資金ショートする3つの原因
- AMGメンバーの事例を元にした資金管理の重要性
- 月次キャッシュフロー管理システムの全体像
- 今日から始める月次キャッシュフロー管理5ステップ
- 資金ショートを防ぐための3つの重要ポイント
- まとめ:明日から実践できる資金管理の第一歩
開業1年目の鍼灸院が資金ショートする3つの原因
開業1年目の鍼灸院が資金ショートする原因は、実は共通しています。
鍼灸院を開業するためのステップバイステップガイドで開業準備は完璧にしても、資金管理の知識がないと危険です。
ここでは、多くの鍼灸院が陥る3つの原因を見ていきましょう。
売上と利益の違いを理解していない
「今月は売上50万円だった!」と喜んでいませんか?
でも、ちょっと待ってください。
売上50万円でも、家賃や光熱費、材料費などの経費が40万円かかっていたら、手元に残るのは10万円だけです。
この「売上=使えるお金」という勘違いが、資金ショートの最大の原因なんです。
売上から経費を引いた残りが利益。
さらにそこから税金や生活費を引いた残りが、本当に使えるお金です。
多くの鍼灸院経営者が「売上があるから大丈夫」と安心して、お金を使ってしまいます。
でも実際には、経費や税金の支払いが待っているんです。
開業1年目でも月商80万達成!効果的な料金体系設計の完全ガイドを参考に適正な料金設定をしても、利益管理ができていなければ意味がありません。
売上と利益、そして手元に残るお金は全く別物。
この理解が資金管理の第一歩です。
税金・社会保険料の積立をしていない
開業1年目の最大の落とし穴が、税金と社会保険料です。
「確定申告は来年だから大丈夫」と思っていませんか?
でも、翌年の税金支払いは想像以上に大きな金額になります。
例えば、年間の利益が300万円だった場合。
所得税、住民税、国民健康保険料、国民年金を合わせると、約80万円〜100万円の支払いが必要になることも。
この積立をしていないと、納税通知が来たときに「こんなに払えない!」とパニックになります。
売上の20〜30%は、税金・社会保険料として別口座に確保しておくべきなんです。
毎月の売上から自動的に税金用の口座に移す習慣を作りましょう。
「今は売上が少ないから積立しなくても…」という考えは危険です。
少額でも習慣化することが大切。
開業1年目だからこそ、この習慣を身につけるチャンスなんです。
固定費と変動費の把握ができていない
あなたの鍼灸院の毎月の固定費、正確に答えられますか?
固定費とは、売上に関係なく毎月必ず発生する費用のこと。
家賃、光熱費、通信費、保険料などがこれにあたります。
物件選びで失敗しない!立地・家賃・設備の選定基準で適切な物件を選んでも、固定費の把握ができていないと危険です。
一方、変動費は売上に応じて変わる費用。
材料費、広告費、外注費などですね。
固定費と変動費を明確に区別できていないと、何にどれだけお金がかかっているか分からなくなります。
特に固定費が高すぎると、売上が下がったときに一気に資金ショートします。
例えば、固定費が月30万円の場合。
売上が40万円なら10万円残りますが、売上が25万円に下がると赤字です。
自分の院の損益分岐点(これ以上売上がないと赤字になるライン)を知っておくことが重要なんです。
固定費を下げることができれば、経営の安定性が格段に上がります。
AMGメンバーの事例を元にした資金管理の重要性
理論だけではイメージしにくいですよね。
ここでは、AMGメンバーの実際の事例を見ていきましょう。
同じ悩みを持つ鍼灸院経営者が、どうやって資金管理を改善したかを知ることで、あなたも実践できるはずです。
開業半年で資金ショート寸前から立て直した事例
AMGのある鍼灸院は、開業半年で貯金が底をつきかけました。
売上は順調に伸びていたのに、なぜ?
原因は、どんぶり勘定で経営していたこと。
売上が入ると嬉しくて、広告費や設備投資にどんどん使ってしまったんです。
そして翌年、税金の納税通知が来たときに愕然としました。
「こんなに払えない…」
貯金を切り崩して何とか支払いましたが、運転資金がほぼゼロに。
このままでは院を続けられない、という危機的状況でした。
そこで取り組んだのが、月次キャッシュフロー管理です。
具体的には以下の改善を行いました:
- 月次キャッシュフロー表を作成し、毎月1日に30分だけ数字を見る習慣を作った
- 事業用、生活費用、税金用の3つの口座に分けた
- 売上の30%を自動的に税金用口座に移すルールを設定
結果として、3ヶ月で資金繰りが安定。
半年後には運転資金として固定費3ヶ月分を確保できるようになりました。
「数字を見るのが怖かったけど、見える化したら逆に安心できた」と、そのメンバーは話していました。
月次管理で安定経営を実現した事例
AMGの別のメンバーは、開業当初から月次管理を徹底していました。
このメンバーは元々数字が苦手だったんです。
でも「苦手だからこそ、システムで補おう」と考えたそうです。
具体的な取り組みは:
- 毎月15日に必ず30分、キャッシュフロー表を更新する
- 予測と実績のズレを分析し、翌月の改善点をメモする
- 3ヶ月先、6ヶ月先の資金状況を常に予測する
この習慣を続けた結果、開業1年で以下の成果が出ました:
- 運転資金バッファ:固定費6ヶ月分を確保
- 売上予測精度:80%以上の精度で予測できるように
- 精神的安定:お金の不安がほぼゼロに
「月に30分だけ数字を見る習慣が、経営の安定につながった」と話していました。
このメンバーの素晴らしい点は、数字が苦手でも諦めなかったこと。
システム化して、誰でも実践できる形にしたんです。
同じような悩みを持つ鍼灸院の経営者が、どうやって資金管理を改善したか、AMG公式LINEでさらに詳しい事例を配信しています。
月次キャッシュフロー管理システムの全体像
ここからは、具体的な月次キャッシュフロー管理の方法を解説します。
まずは全体像を理解しましょう。
キャッシュフローとは何か?
キャッシュフローとは、文字通り「お金の流れ」のことです。
入ってくるお金(売上)と、出ていくお金(経費)の流れを指します。
ここで重要なのは、売上・利益・キャッシュフローは全て違うということ。
売上:患者さんから受け取ったお金の総額
利益:売上から経費を引いた残り
キャッシュフロー:実際に手元に残るお金の流れ
例えば、こんなケースがあります。
売上100万円、経費70万円で利益30万円。
「30万円残った!」と思いますよね?
でも、そこから税金10万円、生活費15万円を引くと、手元に残るのは5万円だけ。
これがキャッシュフローの実態です。
さらに言えば、黒字でも資金ショートすることがあります。
例えば、設備投資で50万円使った月。
利益は出ているけど、手元の現金がなくなる状態です。
開業1年目で失敗しない!月次決算書の見方と経営判断術も参考にして、数字の本質を理解しましょう。
なぜ月次管理が重要なのか
「年に1回の確定申告で数字を見ればいいんじゃないの?」
そう思うかもしれません。
でも、年次決算だけでは手遅れになるんです。
例えば、12月になって「今年は税金が100万円かかる」と分かっても、もう手遅れ。
積立していなければ支払えません。
月次管理の最大のメリットは「早期発見・早期対策」です。
毎月数字を見ることで、以下が可能になります:
- 3ヶ月先、6ヶ月先の資金状況を予測できる
- 問題が小さいうちに対策できる
- 経営判断のスピードが上がる
- 精神的な安心感が得られる
月に1回、たった30分だけ。
これだけで経営が大きく変わります。
「忙しくて時間がない」という気持ちも分かります。
でも、この30分をサボると、後で何倍もの時間とストレスがかかるんです。
月次管理は、経営者としての最低限の仕事。
施術の技術と同じくらい、いやそれ以上に重要なスキルです。
今日から始める月次キャッシュフロー管理5ステップ
ここからは、具体的な実践方法を5ステップで解説します。
難しいことはありません。
エクセルやGoogleスプレッドシートが使えれば誰でもできます。
ステップ1:月次キャッシュフロー表を作成する
まずは、月次キャッシュフロー表を作りましょう。
GoogleスプレッドシートかExcelで十分です。
記録すべき項目:
- 売上(施術収入)
- 固定費(家賃、光熱費、通信費、保険料など)
- 変動費(材料費、広告費、外注費など)
- 税金積立
- 生活費
- 月末残高
シンプルなテンプレート例:
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 【収入】 | |
| 売上 | 500,000円 |
| 【支出】 | |
| 家賃 | 100,000円 |
| 光熱費 | 15,000円 |
| 通信費 | 10,000円 |
| 材料費 | 30,000円 |
| 広告費 | 50,000円 |
| 税金積立 | 100,000円 |
| 生活費 | 150,000円 |
| 【残高】 | |
| 月初残高 | 300,000円 |
| 月末残高 | 345,000円 |
このくらいシンプルで大丈夫です。
最初から完璧を目指さなくてOK。
まずは記録することが大切。
そして、毎月同じ日に記録するルーティンを作りましょう。
おすすめは毎月1日の朝30分。
コーヒーを飲みながらリラックスして数字を見る習慣を作ってください。
ステップ2:3つの資金口座を分けて管理する
次に、お金の管理を簡単にするため、口座を3つに分けます。
1. 事業用口座
- 売上の入金と経費の支払い専用
- 事業活動のすべてがここを通る
2. 生活費口座
- 自分と家族の生活費専用
- 毎月一定額を事業用口座から移す
3. 税金・貯蓄口座
- 税金の積立と将来の投資用
- 売上の20〜30%を自動的に移す
振り分けの目安:
売上50万円の場合:
- 税金・貯蓄口座:10〜15万円(20〜30%)
- 生活費口座:15〜20万円(必要額)
- 事業用口座:残り(経費支払い用)
この3つに分けるだけで、精神的にめちゃくちゃ楽になります。
なぜなら、「使っていいお金」と「使ってはいけないお金」が明確になるから。
事業用口座に100万円あっても、それは経費と税金で消える予定のお金。
でも、口座が1つだと「100万円もある!」と錯覚して使ってしまうんです。
口座を分けることで、この錯覚を防げます。
ステップ3:固定費と変動費を明確に区別する
自分の院の固定費を正確に把握しましょう。
まずは、固定費を全てリストアップしてください。
固定費の例:
- 家賃
- 光熱費(基本料金部分)
- 通信費(スマホ、ネット)
- 保険料(火災保険、賠償責任保険)
- リース料(設備のリース代)
- 月額サービス料(予約システムなど)
これらを合計すると、毎月最低限かかる金額が分かります。
例えば、固定費が月25万円なら、売上が25万円以下だと赤字確定です。
これが損益分岐点。
次に変動費を把握します。
変動費の例:
- 材料費(鍼、灸、消耗品)
- 広告費(SNS広告、チラシなど)
- 外注費(清掃、税理士報酬など)
変動費の傾向を分析しましょう。
例えば、広告費が売上の10%なら、売上50万円のとき広告費は5万円が適正。
固定費を下げる工夫も考えてみてください:
- 通信費:格安SIMへの変更
- 光熱費:電力会社の見直し
- サブスク:使っていないサービスの解約
固定費を5万円下げられれば、年間60万円の節約になります。
これは大きいですよね。
ステップ4:税金・社会保険料の積立システムを作る
税金の積立は絶対にサボってはいけません。
「今は余裕がないから…」と先送りすると、確実に後悔します。
積立の目安:
売上の20〜30%を税金・社会保険料用に確保してください。
利益率によって変わりますが、以下が目安です:
- 利益率30%以下:売上の20%
- 利益率30〜50%:売上の25%
- 利益率50%以上:売上の30%
具体例:
売上50万円、利益率40%の場合:
- 積立額:12.5万円(50万円×25%)
この金額を、売上が入金されたらすぐに税金口座に移します。
「すぐに」がポイント。
手元にあると使いたくなるので、自動化がベストです。
ネットバンキングで自動振替を設定するのがおすすめ。
税金の支払いスケジュールも把握しておきましょう:
- 確定申告(3月15日):所得税の支払い
- 予定納税(7月、11月):前年の所得税の一部を前払い
- 住民税(6月、8月、10月、1月):4回に分けて支払い
- 国民健康保険料(毎月または年一括)
- 国民年金(毎月)
これらのスケジュールを把握して、積立額を調整してください。
不安な場合は、税理士に相談するのも良いでしょう。
ただし、税理士に丸投げするのではなく、自分で基本的な管理はできるようにしておくべきです。
ステップ5:売上予測と支出予測を立てる
最後のステップは、未来の予測です。
過去3ヶ月のデータがあれば、ある程度の予測が可能になります。
売上予測の立て方:
まず、過去3ヶ月の売上を見てください。
例:
- 1月:45万円
- 2月:52万円
- 3月:48万円
平均:48.3万円
これをベースに、季節変動を考慮します。
鍼灸院の場合、一般的には:
- 春・秋:患者が増える傾向
- 夏:暑さで患者が減る傾向
- 冬:寒さで肩こりや腰痛の患者が増える傾向
この傾向を踏まえて、3ヶ月先までの売上を予測します。
支出予測の立て方:
固定費は基本的に一定なので予測しやすいです。
変動費は売上予測に連動させます。
例えば、広告費が売上の10%なら:
- 売上予測50万円→広告費5万円
鍼灸院の開業後、最初の100万を最短で達成する10のステップを参考に売上計画を立て、それに合わせて支出も予測しましょう。
予測と実績のズレを分析する:
毎月、予測と実績を比較してください。
ズレがある場合、その原因を考えます。
例:
- 予測:売上50万円、実績:45万円(-5万円)
- 原因:新規患者が予想より少なかった
- 対策:来月は広告費を増やす
この分析と改善を繰り返すことで、予測精度が上がります。
開業3年目の壁を突破!月商安定化のための予約枠管理と収益予測術も参考にして、長期的な視点を持ちましょう。
予測精度が80%以上になれば、経営判断がめちゃくちゃ楽になりますよ。
月次管理を実践して安定経営を実現した鍼灸院の具体的な数字やテンプレートは、AMG公式LINEで無料公開しています。
資金ショートを防ぐための3つの重要ポイント
5ステップを実践すれば、基本的な資金管理はできます。
でも、それだけでは不十分。
資金ショートを完全に防ぐためには、さらに3つのポイントを押さえましょう。
最低限確保すべき運転資金バッファ
運転資金バッファとは、万が一のときの備えです。
最低でも固定費の3ヶ月分、できれば6ヶ月分を確保してください。
例えば、固定費が月25万円なら:
- 最低バッファ:75万円(3ヶ月分)
- 理想バッファ:150万円(6ヶ月分)
このバッファがあれば、以下のような緊急事態にも対応できます:
- 自分が病気やケガで施術できなくなった
- 売上が急に落ち込んだ
- 設備が壊れて修理が必要になった
- 家族の緊急事態で出費が増えた
「そんなに貯められない…」という気持ちも分かります。
でも、段階的に積み立てていけば大丈夫。
積立のステップ:
- まずは固定費1ヶ月分を目標に
- 達成したら3ヶ月分を目標に
- 最終的に6ヶ月分を確保
毎月3万円ずつ積み立てれば、1年で36万円貯まります。
少額でも継続すれば、確実に貯まります。
バッファがない場合の対処法も知っておきましょう。
失敗しない事業計画書の作り方!融資審査を通過する5つの重要ポイントを参考に、融資の準備もしておくと安心です。
月1回のキャッシュフロー振り返り習慣
月次管理の肝は「継続」です。
最初の1〜2ヶ月は誰でもできます。
でも、3ヶ月目、4ヶ月目と続けられるかが勝負。
習慣化のコツは、「決まった日時にルーティンとして行うこと」です。
おすすめのルーティン:
- 日時:毎月1日の朝9時〜9時半
- 場所:デスクまたはカフェ
- やること:
- 前月の実績を記入(10分)
- 予測と実績のズレを分析(10分)
- 今月の予測を立てる(10分)
たった30分です。
この30分をサボると、後で何時間もかかる問題が発生します。
振り返りで確認すべき5つのポイント:
- 売上は予測通りか?ズレの原因は?
- 固定費に無駄な支出はないか?
- 変動費は適正範囲内か?
- 税金の積立は十分か?
- 運転資金バッファは増えているか?
これらを毎月チェックして、改善のアクションを1つ決めます。
例:
- 「広告費が多すぎたから、来月は5万円に抑える」
- 「売上が予測より良かったから、バッファに3万円追加」
このサイクルを回すことで、経営がどんどん安定します。
カレンダーやスマホのリマインダーに登録して、絶対に忘れないようにしましょう。
緊急時の資金確保手段を事前に準備
どんなに管理しても、予想外の事態は起こります。
そんなときのために、緊急時の資金確保手段を事前に準備しておきましょう。
選択肢1:日本政策金融公庫の融資
中小企業向けの融資制度があります。
金利も低く、返済期間も長いのが特徴。
事業計画書を作成しておけば、いざというとき迅速に申請できます。
選択肢2:自治体の制度融資
各自治体が独自の融資制度を持っています。
金利が低く、信用保証協会の保証も受けられる場合があります。
自分の地域の制度を調べておきましょう。
選択肢3:クレジットカードのキャッシング枠
最終手段ですが、急な出費に対応できます。
金利は高いので、あくまで一時的なつなぎとして。
すぐに返済できる計画を立てて使いましょう。
選択肢4:親族や知人からの借入
信頼できる人からの借入も選択肢の1つ。
ただし、必ず借用書を作成してください。
返済計画も明確にして、関係を壊さないように。
これらの選択肢を事前に知っておくだけで、精神的に楽になります。
「最悪の場合でも何とかなる」という安心感が、冷静な経営判断につながります。
ただし、これらはあくまで緊急時の手段。
普段からキャッシュフロー管理を徹底して、使わずに済むようにすることが最重要です。
まとめ:明日から実践できる資金管理の第一歩
ここまで、開業1年目の鍼灸院が資金ショートを防ぐための月次キャッシュフロー管理について解説してきました。
長い記事でしたが、最後までお読みいただきありがとうございます!
最後に、重要なポイントをおさらいしましょう。
資金ショートする3つの原因:
- 売上と利益の違いを理解していない
- 税金・社会保険料の積立をしていない
- 固定費と変動費の把握ができていない
月次キャッシュフロー管理5ステップ:
- 月次キャッシュフロー表を作成する
- 3つの資金口座を分けて管理する
- 固定費と変動費を明確に区別する
- 税金・社会保険料の積立システムを作る
- 売上予測と支出予測を立てる
資金ショートを防ぐ3つのポイント:
- 固定費3〜6ヶ月分の運転資金バッファを確保
- 月1回30分のキャッシュフロー振り返り習慣
- 緊急時の資金確保手段を事前に準備
これらを実践すれば、お金の不安から解放されます。
そして、本来の目的である「患者さんを治すこと」に集中できるようになります。
「でも、数字が苦手で…」という気持ちも分かります。
でも大丈夫。
最初は誰でも苦手なんです。
AMGメンバーの多くも、最初は数字が苦手でした。
でも、小さな一歩から始めて、習慣化することで克服してきたんです。
明日からできる第一歩:
まずは、Googleスプレッドシートを開いて、月次キャッシュフロー表の項目だけでも作ってみてください。
記入は後回しでもいいです。
枠だけ作れば、「やらなきゃ」という気持ちになります。
そして、毎月1日の朝9時をカレンダーに登録。
「キャッシュフロー振り返り」というタイトルで、30分の予定を入れましょう。
これだけで、資金管理の第一歩を踏み出したことになります。
あなたの鍼灸院が、安定した経営基盤の上で成長していくことを心から願っています。
技術力があるあなたなら、きっと大丈夫。
資金管理という武器を手に入れて、地域で愛される鍼灸院を作っていきましょう!
開業1年目って、本当にお金の不安が尽きないですよね😅
「こんなはずじゃなかった…」と後悔する前に、資金管理の基本を押さえておくことが大切です。
AMG公式LINEでは、鍼灸院経営で資金繰りに失敗した事例や、逆に開業1年目から安定した資金管理を実現した成功事例をもとに、役立つ情報を無料で配信しています。
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