【鍼灸院の開業】失敗しない事業計画書の作り方!融資審査を通過する5つの重要ポイント

こんにちは!鍼灸院の経営塾‐AMG‐代表の宮崎圭太です。事業計画書の作成で頭を悩ませ、「これで本当に融資が通るのか?」と不安になっていませんか?🤔
開業資金の調達は鍼灸院経営の第一関門と言われています。しかし多くの鍼灸師が事業計画書の書き方が分からず、融資審査で苦戦してしまうケースが見受けられます。
このブログを読めば、融資担当者が「この人になら貸したい」と思う説得力のある事業計画書が作成できるようになります。実際にAMGメンバーが融資審査を通過した実例をもとに、5つの重要ポイントを具体的に解説します!
鍼灸院開業で事業計画書が重要な3つの理由
融資審査の合否を左右する最重要書類
事業計画書は融資担当者があなたの事業の将来性を判断する最も重要な材料です。
金融機関は年間数千件の融資申請を受けています。その中で選ばれるためには、他の申請者との明確な差別化が必要なんです。
鍼灸院を開業するためのステップバイステップガイドでも触れていますが、準備段階での計画性が開業成功の鍵を握ります。
経営方針を明確化し迷いをなくす指針書
事業計画書は融資のためだけでなく、あなた自身の経営指針としても機能します。
開業後は日々様々な判断を迫られます。そんな時、明確な事業計画があれば迷うことなく決断できるんです。
「なぜこのサービスを提供するのか」「どんな患者さんをターゲットにするのか」これらが明確だと、ブレない経営ができます。
開業後の経営判断基準として活用できる
優れた事業計画書は開業後も継続的に活用できる経営ツールになります。
月次の売上実績と計画値を比較することで、軌道修正のタイミングが分かります。予想より患者数が少ない場合の対策も、事前に検討していれば慌てません。
AMGメンバーの事例を元にした融資審査で落ちる事業計画書の共通点
売上予測が楽観的すぎて現実味がない
AMGのあるメンバーは、最初の融資申請で「開業3ヶ月目から月商100万円」という予測を立てていました。
しかし融資担当者から「根拠が薄い」と指摘され、審査に落ちてしまったんです。
現実的な売上予測には、他院の実績データや地域の患者動向を踏まえた裏付けが必要です。
競合分析が不十分で差別化が不明確
「近所に鍼灸院が少ないから大丈夫」程度の分析では、融資担当者は納得しません。
競合院の料金体系、サービス内容、患者層を詳細に調査し、あなたの院が選ばれる理由を明確に示す必要があります。
資金計画に具体性がなく返済能力に疑問
「とりあえず300万円あれば足りるでしょう」という曖昧な資金計画では、融資審査を通過できません。
初期投資の内訳、運転資金の算出根拠、返済計画の現実性を数値で示すことが重要です。
融資審査を通過する事業計画書の5つの重要ポイント
ポイント1:徹底した市場分析と競合調査の書き方
商圏内の人口動態分析手法
開業予定地の半径2-3km圏内の人口構成を詳細に分析しましょう。
- 年齢別人口分布
- 世帯年収分布
- 就業形態別人口
これらのデータから潜在患者数を算出します。例えば、30-60歳の人口が5,000人いれば、そのうち10-15%が鍼灸治療の潜在的ニーズを持つと推定できます。
競合院の実地調査項目
- 営業時間と混雑状況
- 料金体系(初回・継続・コース料金)
- 院内の雰囲気と設備レベル
- スタッフの接客対応
- 駐車場の有無と台数
開業3ヶ月で月商50万!失敗しない施術メニュー設計の5原則も参考に、差別化できるメニュー構成を検討しましょう。
差別化ポイントの数値化テクニック
単に「丁寧な施術」と書くのではなく、「1回60分の施術時間(競合院の平均40分)」のように具体的な数値で表現します。
ポイント2:説得力のある売上予測と根拠の示し方
患者単価の設定根拠
競合調査結果をもとに、現実的な単価設定を行います。
- 初回料金:6,000-8,000円
- 継続料金:4,000-6,000円
- 平均単価:4,500-5,500円
これらの設定理由を競合比較と価値提供の観点から説明します。
来院頻度の現実的な予測方法
患者の症状別に来院頻度を設定します。
- 急性症状:週2回×4週間
- 慢性症状:週1回×8週間
- メンテナンス:月2回継続
平均して月3-4回の来院が現実的な予測値です。
鍼灸院の開業後、最初の100万を最短で達成する10のステップでも解説していますが、段階的な成長が重要です。
段階別売上目標の設定法
- 開業1ヶ月目:月商15-20万円(1日2-3人)
- 開業3ヶ月目:月商30-40万円(1日4-6人)
- 開業6ヶ月目:月商50-70万円(1日7-10人)
- 開業1年目:月商80-100万円(1日12-15人)
3か月以内に売上100万円達成する方法も参考に、現実的なスケジュールを組み立てましょう。
開業1年目でも月商80万達成!効果的な料金体系設計の完全ガイドで詳しい料金戦略を学ぶことで、より説得力のある計画が立てられます。
ポイント3:詳細な開業資金計算と資金調達計画
初期投資の項目別算出方法
開業資金を以下の項目に分けて詳細に算出します。
物件関連費用
- 敷金・礼金:家賃の6-10ヶ月分
- 仲介手数料:家賃の1ヶ月分
- 前家賃:家賃の1-2ヶ月分
物件選びで失敗しない!立地・家賃・設備の選定基準を参考に、適切な物件選択を行いましょう。
設備・内装費用
- 内装工事費:100-300万円
- 治療器具・設備:50-100万円
- 什器・備品:30-50万円
立地選びで失敗しない!開業3年後の売上を左右する物件チェックリスト7項目も併せて確認し、長期的な視点で物件を選定しましょう。
運転資金の適正額設定
開業から黒字化するまでの期間(通常6-12ヶ月)の運転資金を確保します。
- 家賃:月額×12ヶ月分
- 人件費:月額×12ヶ月分
- その他経費:月額×12ヶ月分
自己資金比率の最適化
融資審査では自己資金比率30%以上が一般的な目安です。
総投資額500万円なら150万円以上の自己資金が必要です。自己資金が不足している場合は、開業時期を調整して資金を貯めることも重要な判断です。
ポイント4:融資担当者に響く経営者プロフィールの書き方
臨床経験の効果的なアピール法
単に「○年の経験」と書くだけでなく、具体的な実績を数値で示します。
- 担当した患者数:延べ○○人
- 改善率:○○%
- 専門分野での実績:特定疾患○○例
経営学習への取り組み実績
鍼灸師としての技術だけでなく、経営者としての準備状況をアピールします。
- 経営セミナーへの参加実績
- 経営書籍の学習履歴
- 他院での見学・研修経験
地域貢献への具体的ビジョン
「地域の健康に貢献したい」という抽象的な表現ではなく、具体的なサービス内容を示します。
- 高齢者向けの訪問施術サービス
- 地域スポーツチームのサポート
- 健康講座の定期開催
ポイント5:リスク管理と緊急時対応策の明記
売上不振時の対策案
予想より患者数が少ない場合の具体的対策を事前に検討します。
- 料金体系の見直し(初回割引の拡大など)
- 営業時間の延長(早朝・夜間対応)
- 新サービスの追加(美容鍼・産後ケアなど)
外的要因への対応計画
コロナ禍のような予期せぬ事態への対応策も重要です。
- オンラインカウンセリングの導入
- 感染対策の徹底
- デリバリーサービスの検討
返済困難時の対処法
最悪の場合を想定した対策も記載します。
- 返済条件の変更相談
- 追加融資の可能性
- 事業縮小・転換の検討
事業計画書作成で使える具体的なテンプレートと書き方のコツ
鍼灸院特化型テンプレートの構成要素
効果的な事業計画書は以下の構成で作成します。
1. 事業概要(1ページ)
- 事業の目的と概要
- 提供するサービス内容
- ターゲット顧客
2. 市場分析(2-3ページ)
- 市場規模と成長性
- 競合分析
- 自院の位置づけ
3. マーケティング戦略(2ページ)
- 集客方法
- 価格戦略
- プロモーション計画
4. 収支計画(2-3ページ)
- 売上予測
- 費用計画
- 損益計算書
5. 資金計画(1-2ページ)
- 初期投資
- 運転資金
- 資金調達方法
数値計算で失敗しない基本公式
損益分岐点の計算 損益分岐点(人/月)= 固定費 ÷(平均単価 - 変動費)
例:固定費40万円、平均単価5,000円、変動費500円の場合 40万円 ÷(5,000円 - 500円)= 89人/月
回転率の計算 1日あたり患者数 = 営業時間 ÷ 1人あたり施術時間
例:営業時間10時間、施術時間1時間の場合 最大10人/日の受け入れが可能
融資面談で必ず聞かれる5つの質問と回答例
質問1:「なぜ鍼灸院を開業したいのですか?」 回答例:「10年間の臨床経験で、予防医学の重要性を実感しました。地域の方々が健康で豊かな生活を送れるよう、私の技術を活かしたサービスを提供したいと考えています。」
質問2:「競合との差別化ポイントは何ですか?」 回答例:「近隣の鍼灸院は保険診療中心ですが、当院は自費診療による丁寧な施術と生活指導に特化します。1回60分の施術時間で根本改善を目指します。」
質問3:「売上予測の根拠を教えてください」 回答例:「商圏内人口5,000人のうち、鍼灸治療のニーズがある層を10%と仮定し、そのうち5%の獲得を目標としています。これは他院の実績と比較しても現実的な数値です。」
質問4:「返済に問題はありませんか?」 回答例:「月間売上40万円を達成すれば、諸経費を差し引いても月5万円の返済は十分可能です。開業3ヶ月目にはこの水準に到達する計画です。」
質問5:「経営経験はありますか?」 回答例:「直接の経営経験はありませんが、AMGの経営塾で1年間学び、経営の基礎知識を身につけました。また、開業準備の一環として他院の見学も行っています。」
事業計画書作成って、一人で悩んでいると「これで本当に大丈夫かな?」って不安になりますよね😅
AMG公式LINEでは、実際に融資審査を通過した鍼灸院の事業計画書の事例や、金融機関との面談で実際に聞かれる質問内容など、開業準備で失敗しないための実践的な情報を無料で配信しております。
融資審査をスムーズに進める提出前チェックリスト
書類の完成度を高める最終確認項目
提出前に以下の項目を必ずチェックしましょう。
数値の整合性確認
- 売上予測と費用計画の整合性
- 資金調達額と初期投資額の一致
- 返済計画と収益予測の妥当性
誤字脱字・体裁の確認
- 誤字脱字がないか
- 数値の桁間違いがないか
- グラフや表の見やすさ
論理的整合性の確認
- 市場分析と売上予測の整合性
- 競合分析と差別化戦略の一貫性
- リスク分析と対策の適切性
金融機関別の審査ポイントと対策
日本政策金融公庫の場合
- 創業者の人柄と熱意を重視
- 自己資金の準備状況
- 事業の社会性と将来性
地方銀行の場合
- 地域への貢献度
- 担保・保証の有無
- 既存取引の実績
信用金庫の場合
- 地域密着性
- 小規模事業者への理解
- 長期的な関係構築
面談当日の準備と心構え
必要書類の準備
- 事業計画書(3部以上)
- 履歴書・職歴書
- 自己資金の証明書類
- 物件の資料(決まっている場合)
想定質問の回答準備 先ほど紹介した5つの質問以外にも、以下の質問への準備をしておきましょう。
- 「開業場所を選んだ理由は?」
- 「家族の協力は得られていますか?」
- 「失敗した場合の対策は?」
当日の心構え
- 15分前には到着する
- 清潔感のある服装で臨む
- 熱意と誠実さを伝える
- 分からないことは正直に答える
まとめ:成功する事業計画書で理想の鍼灸院開業を実現しよう
融資審査を通過する事業計画書作成のポイントをまとめると以下の通りです。
重要なポイントの再確認
- 市場分析と競合調査の徹底:データに基づいた現実的な予測を立てる
- 説得力のある売上予測:段階的な成長計画で実現可能性を示す
- 詳細な資金計画:初期投資と運転資金を項目別に算出する
- 経営者としての準備状況:技術だけでなく経営への取り組みをアピール
- リスク管理と対策:最悪の場合も想定した対応策を用意する
事業計画書は単なる融資のための書類ではありません。あなたの理想の鍼灸院を実現するための設計図なんです。
時間をかけて作成した事業計画書は、開業後も経営の指針として活用できます。計画と実績を比較しながら、継続的に改善していくことで着実な成長が期待できます。
融資審査は確かに緊張しますが、しっかりと準備すれば必ず通過できます!あなたの技術と熱意を地域の患者さんに届けるため、まずは説得力のある事業計画書を作成してみてください。
一人で悩まず、成功している鍼灸院がどんな準備をして開業にこぎつけたかを学んでみませんか?
鍼灸院経営の改善について詳しくはAMG公式LINEにご登録ください
