【鍼灸院のリピート】施術後のフォローアップで患者の心をつかむ!リピート率を劇的に改善する5ステップ

こんにちは!鍼灸院の経営塾‐AMG‐代表の宮崎圭太です。初回施術後に「また来ます」と言われたのに、その後連絡がなくて不安になったことはありませんか?🤔
せっかく時間をかけて丁寧に施術したのに、2回目の予約が入らない。連絡したいけど「しつこい」と思われたくない。そんな悩みを抱えている鍼灸師さんは本当に多いです。
このブログでは、初回施術後の患者さんの心をつかみ、リピート率を劇的に改善するフォローアップシステムの構築法を5ステップでお伝えします。このシステムを導入すれば、押し売り感なく自然にリピートを促し、安定した売上を実現できるようになります。
目次
- 初回施術後のフォローアップができていない3つの原因
- AMGメンバーの事例を元にしたフォローアップの効果
- リピート率を劇的に改善するフォローアップシステム5ステップ
- 各ステップで使える具体的なメッセージテンプレート
- フォローアップで失敗しないための3つのポイント
- まとめ:明日から実践できるフォローアップシステム構築術
初回施術後のフォローアップができていない3つの原因
フォローアップの重要性を理解していない
多くの鍼灸師が「技術力があればリピートされる」と思い込んでいます。
確かに施術技術は重要です。でも、それだけでは不十分なんです。
患者さんは施術を受けた後、家に帰ると不安になることがあります。「本当に良くなるのかな」「次はいつ行けばいいんだろう」といった疑問が湧いてきます。
この不安を放置すると、患者さんは他の院に行ってしまったり、そのまま通院をやめてしまったりするんです。
実は、新規患者を1人獲得するコストは、既存患者を維持するコストの5倍以上かかると言われています。リピート率を上げることは、経営の安定化に直結する重要な施策なんです。
具体的な方法とタイミングが分からない
「フォローアップが大事なのは分かるけど、具体的に何をすればいいの?」
こんな声をよく聞きます。
- いつ連絡すればいいのか
- どんな内容を送ればいいのか
- LINEとメールどっちがいいのか
- 1回だけでいいのか、複数回必要なのか
手探りでやっていると、効果が出ないばかりか、患者さんに不快感を与えてしまうこともあります。
体系的なシステムがないため、その場の思いつきでフォローしている状態では、安定したリピート率は望めません。
押し売りに見えるのが怖くて連絡できない
「連絡したら『売り込まれてる』って思われないかな…」
この不安、本当によく分かります😅
でも、ここに大きな誤解があるんです。
患者さんは、あなたからの連絡を「売り込み」ではなく、「自分の健康を心配してくれている」と受け取ってくれることが多いんです。
大切なのは、伝え方とタイミング。
「次回の予約をお願いします」ではなく、「体調はいかがですか?」という姿勢で連絡すれば、押し売り感は出ません。
AMGメンバーの事例を元にしたフォローアップの効果
リピート率が30%から劇的に改善した事例
AMGのある鍼灸院では、フォローアップシステムを導入する前、リピート率はわずか30%でした。
10人来院しても、2回目に来てくれるのは3人だけ。残りの7人は、そのまま来なくなってしまっていたんです。
これでは、常に新規集客をし続けなければならず、広告費がかさむばかりでした。
そこで、時間軸に沿った段階的なフォローアップシステムを導入したところ、わずか3ヶ月でリピート率が2.5倍以上に改善!
月商も、新規集客数は変わらないのに1.5倍になりました。
システム導入前は「また来ます」と言われても連絡が途絶えていたのが、導入後は患者さんから「メッセージありがとうございます」「次の予約を取りたいです」と返信が来るようになったんです。
フォローアップで患者さんとの信頼関係が深まった事例
別のAMGメンバーは、フォローアップを始めてから、患者さんとの関係性が劇的に変わったと言います。
施術後に丁寧なフォローメッセージを送ることで、患者さんが自分の体調変化や不安なことを気軽に相談してくれるようになりました。
その結果、口コミや紹介が自然と増えていったんです。
「あそこの先生は、施術後もちゃんと気にかけてくれる」という評判が広がり、紹介患者が月3名から月10名に増加しました。
フォローアップは、単にリピート率を上げるだけでなく、患者さんとの信頼関係を深め、口コミを生み出す効果もあるんです。
リピート率を劇的に改善するフォローアップシステム5ステップ
それでは、具体的なフォローアップシステムを5つのステップで解説していきます。
ステップ1:施術直後の院内フォロー(施術後10分以内)
フォローアップは、施術が終わった直後から始まります。
患者さんが帰る前の10分間が、2回目来院を決める最も重要な時間なんです。
このタイミングでやるべきこと
- 今日の施術で改善された点を具体的に伝える
- 症状改善の見通しと、必要な通院ペースを説明する
- 次回来院の重要性を、患者さんが納得できる理由とともに伝える
例えば、「今日の施術で肩の可動域が改善されましたね。ただ、深部の筋肉の緊張はまだ残っているので、3日後にもう一度施術すると、さらに効果が定着します」といった具合です。
患者さんは「なぜ次回来る必要があるのか」を理解することで、自然と次回予約を考えるようになります。
初回来院からリピーターに変える接客術のコツも参考にしてみてください。
ステップ2:当日夜のお礼と確認メッセージ(施術当日の夜)
施術当日の夜、19時〜21時頃にLINEまたはメールでメッセージを送ります。
「こんなにすぐ連絡していいの?」と思うかもしれませんが、このタイミングが重要なんです。
患者さんは帰宅後、施術の効果を実感したり、逆に体のだるさ(好転反応)を感じたりしています。
そのタイミングで連絡が来ると、「ちゃんと気にかけてくれているんだ」という安心感が生まれます。
送るべき内容
- 来院への感謝
- 簡単な体調確認
- 返信しやすい質問
テンプレート化しつつ、患者さんの名前や症状を入れることで、個別感を出すことができます。
LINEメッセージ活用術!次回予約率75%を達成する配信タイミングと文例で、より詳しい配信方法を紹介しています。
ステップ3:体調変化の確認フォロー(翌日〜3日後)
施術の翌日から3日後は、体調変化が起こりやすい時期です。
好転反応が出たり、痛みの場所が変わったりすることがあります。
このタイミングでフォローすることで、患者さんの不安を解消し、信頼関係をさらに深めることができます。
このステップのポイント
- 好転反応についての説明を添える
- 不安や疑問を気軽に質問できる雰囲気を作る
- 双方向のコミュニケーションを意識する
「体がだるく感じるかもしれませんが、それは体が調整されている証拠です。もし気になることがあれば、いつでもご連絡くださいね」
このような一言があるだけで、患者さんは安心します。
施術ノート活用法!患者との信頼を深める記録の取り方5つのコツも参考にして、患者情報をしっかり管理しましょう。
ステップ4:次回来院の自然な誘導(5日〜1週間後)
施術から5日〜1週間後は、次回施術の最適なタイミングです。
ここで、自然な形で次回来院を促します。
効果的な誘導方法
- 症状の改善状況を確認する
- 「そろそろ2回目の施術時期ですよ」と伝える
- 予約リンクを添付して、予約のハードルを下げる
「先日の施術後、肩の調子はいかがですか?そろそろ2回目の施術で効果を定着させる時期なので、ご都合の良い日時をお選びください」
このように、押し売り感を出さず、患者さんの健康を第一に考えた提案をすることが大切です。
LINE活用で予約率を倍増させる簡単テクニックも併せて実践すると効果的です。
ステップ5:フォローアップの自動化と効率化
ここまでのステップを全て手動でやっていたら、時間がいくらあっても足りません。
そこで重要なのが、自動化と効率化です。
おすすめのツール
- LINE公式アカウントのステップ配信機能
- CRM(顧客管理)ツール
- 予約管理システムとの連携
ステップ配信を使えば、初回来院日を起点に、自動的にメッセージを送ることができます。
例えば、「初回来院当日の夜」「3日後」「1週間後」とタイミングを設定しておけば、あとは自動で配信されます。
ただし、全てを自動化するのではなく、患者さんからの返信には必ず手動で対応することが大切です。
自動化できる部分と、人の温かみが必要な部分を見極めましょう。
LINEリッチメニュー活用術!タップ率60%を達成する導線設計5ステップで、LINE活用の発展的な方法を学べます。
フォローアップシステムって、自分で一から作るのは大変ですよね😅
実際にどんなタイミングで、どんなメッセージを送れば患者さんの心に響くのか、試行錯誤が必要です。
AMG公式LINEでは、実際にリピート率を劇的に改善した鍼灸院が使っているフォローアップのメッセージテンプレートや、失敗から学んだ改善ポイントなど、すぐに使える実践的な情報を無料で配信しています。
各ステップで使える具体的なメッセージテンプレート
それでは、各ステップで実際に使えるメッセージテンプレートをご紹介します。
施術後のアフターフォローLINE配信術!離脱を防ぐメッセージテンプレート5選も参考にしてください。
施術直後の声かけテンプレート
基本形
「○○さん、今日の施術で肩の可動域がかなり改善されましたね!ただ、深部の筋肉の緊張はまだ残っているので、3〜5日後にもう一度施術すると効果が定着しやすいです。次回のご予約はいかがですか?」
ポイント
- 具体的な改善点を伝える(○○が良くなった)
- まだ残っている課題を説明する
- 次回来院の理由を明確にする
- 押し付けではなく、提案の形にする
患者さんの症状や改善度合いに応じて、数字や表現を調整してください。
施術後の会話術で継続率80%達成!患者さんの心をつかむ声かけテンプレートで、さらに詳しい声かけのコツを紹介しています。
当日夜のLINEメッセージテンプレート
基本形
○○さん、本日はご来院いただきありがとうございました!
施術後、お体の調子はいかがでしょうか?
人によっては、施術後に体がだるく感じたり、眠気が出たりすることがありますが、これは体が調整されている証拠なので心配ありません😊
もし気になることがあれば、いつでもお気軽にご連絡くださいね。
ポイント
- 名前を入れて個別感を出す
- 感謝の気持ちを伝える
- 好転反応について軽く説明する
- 質問しやすい雰囲気を作る
絵文字は1〜2個程度にとどめ、フランクすぎない程度に親しみやすさを演出します。
体調確認のメッセージテンプレート
基本形(施術3日後)
○○さん、こんにちは!
施術から3日経ちましたが、肩の痛みはいかがですか?
施術後、一時的に痛みが移動したり、だるさを感じることがありますが、これは体が正常な状態に戻ろうとしている反応です。
何か気になることや、ご不安なことがあれば、遠慮なくお聞かせくださいね😊
ポイント
- 具体的な症状名を入れる
- 体調変化への理解を示す
- 不安を解消する情報を提供する
- 質問を促す
患者さんからの返信があった場合は、必ず丁寧に返信することで、信頼関係がさらに深まります。
次回来院促進のメッセージテンプレート
基本形(施術1週間後)
○○さん、こんにちは!
先週の施術後、肩の調子はいかがでしょうか?
そろそろ2回目の施術で効果を定着させる時期になりました。
前回お伝えした通り、継続的な施術で深部の筋肉の緊張を解消していくと、より根本的な改善が期待できます。
ご都合の良い日時がありましたら、下記のリンクからご予約くださいね。
【予約リンク】
お待ちしております😊
ポイント
- 症状の確認から入る
- 次回来院の理由を再度伝える
- 予約リンクを添付して予約のハードルを下げる
- 押し売り感を出さない表現にする
「ご予約お願いします」ではなく、「ご都合が良ければ」という表現にすることで、プレッシャーを感じさせません。
フォローアップで失敗しないための3つのポイント
押し売り感を出さないコミュニケーション設計
フォローアップで最も気をつけるべきは、「押し売り感」を出さないことです。
押し売りと健康サポートの違い
- 押し売り:「次回の予約をお願いします」「ご予約はお済みですか?」
- 健康サポート:「体調はいかがですか?」「気になることはありませんか?」
患者さんの健康を第一に考えた姿勢で連絡すれば、売り込みには聞こえません。
言葉選びのコツ
- 「予約してください」→「ご都合が良ければご予約ください」
- 「次回来てください」→「次回の施術で効果が定着します」
- 「いつ来ますか?」→「お体の調子はいかがですか?」
主語を「あなた(患者さん)」にすることで、相手の立場に立った表現になります。
パーソナライズと効率化のバランス
フォローアップを効率化するには、テンプレートが必須です。
でも、テンプレートをそのまま送ると、機械的に感じられてしまいます。
個別感を出す工夫
- 患者さんの名前を入れる
- 具体的な症状名を入れる
- 施術時に話した内容を少し盛り込む
例えば、「肩こり」ではなく「右肩の痛み」、「腰痛」ではなく「デスクワークでの腰の張り」と具体的にすることで、「私のことをちゃんと覚えていてくれている」という印象を与えられます。
効率化できる部分
- 基本的な文章構成
- 送信タイミングのスケジュール設定
- 好転反応の説明など、一般的な情報
手動対応すべき部分
- 患者さんからの返信への対応
- 個別の質問や相談への回答
- 特別な配慮が必要な患者さんへの連絡
この使い分けができると、効率的でありながら温かみのあるフォローアップが実現します。
測定と改善のサイクルを回す
フォローアップシステムは、一度作ったら終わりではありません。
継続的に効果を測定し、改善していくことが重要です。
測定すべき指標
- メッセージの開封率(LINEの場合は既読率)
- 返信率
- 予約率(メッセージ送信後の予約数)
- 2回目来院率
これらの数値を記録していくことで、どのタイミングのメッセージが効果的か、どんな文面が反応が良いかが分かってきます。
改善のサイクル
- 現状の数値を記録する
- 仮説を立てる(例:メッセージのタイミングを変えたら反応が良くなるかも)
- 変更を加えて実施する
- 結果を測定する
- 効果があれば継続、なければ別の方法を試す
このPDCAサイクルを回すことで、あなたの鍼灸院に最適なフォローアップシステムが完成していきます。
最初から完璧を目指す必要はありません。小さく始めて、少しずつ改善していけばOKです!
まとめ:明日から実践できるフォローアップシステム構築術
初回施術後のフォローアップシステムを構築することで、リピート率を劇的に改善することができます。
重要なポイントをおさらいしましょう
- 時間軸に沿った段階的フォローが重要
- 施術直後(院内)
- 当日夜
- 翌日〜3日後
- 5日〜1週間後
- 各タイミングで目的が異なる
- 押し売り感を出さないコミュニケーション
- 患者さんの健康を第一に考えた姿勢
- 売り込みではなく、サポートの視点
- 言葉選びが信頼関係を左右する
- 効率化とパーソナライズのバランス
- テンプレートで効率化
- 個別情報で個別感を出す
- 手動対応と自動化を使い分ける
- 測定と改善を継続する
- 開封率、返信率、予約率を記録
- データに基づいて改善
- 小さく始めて徐々に最適化
- システム化で安定経営を実現
- リピート率向上で新規集客への依存度を下げる
- 予測可能な売上で経営が安定
- 患者さんとの信頼関係が口コミを生む
フォローアップシステムは、導入初日から効果が出るものではありません。
でも、継続することで確実にリピート率は上がっていきます。
まずは明日の患者さんから、施術後10分間の声かけと、当日夜のLINEメッセージから始めてみてください。
その小さな一歩が、あなたの鍼灸院の経営を大きく変えるきっかけになります!
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