【鍼灸院の経営】1人鍼灸院のための「断る技術」！売上を落とさずに理想の患者だけを集める方法

こんにちは！鍼灸院の経営塾‐AMG‐代表の宮崎圭太です。

「この患者さん、ちょっと合わないな…」と思いながらも、断れずに施術を続けていませんか？🤔

1人で鍼灸院を経営していると、来てくれる患者さんは全員大切にしなきゃ！という気持ち、よく分かります。

でも実は、合わない患者さんを無理に受け入れ続けることで、売上も心も疲弊していくんです。

「断ったら売上が減るんじゃ…」という不安、ありますよね。

でも安心してください。正しい「断る技術」を身につければ、売上を落とすどころか、理想の患者さんだけが集まって経営が安定するようになります。

このブログでは、1人鍼灸院の経営者が売上を維持しながら理想の患者さんだけを集める具体的な方法をお伝えします。

目次

• 断れない鍼灸院経営者が陥る3つの落とし穴
• 「断る」は拒否ではなく最適なマッチング
• 理想の患者像を明確にする3ステップ
• 来院前に自然とフィルタリングする仕組みづくり
• 対面で断る必要が出たときの具体的トーク術
• まとめ：断る技術で理想の鍼灸院経営を実現しよう

AMG公式LINEでは、このブログでご紹介する内容以外にも、断る技術の実践例や成功事例を配信しています。

断れない鍼灸院経営者が陥る3つの落とし穴

時間と体力を消耗して施術の質が落ちる

合わない患者さんの対応って、想像以上にエネルギーを使いますよね。

施術中も「この人、本当に私の話を聞いてくれてるのかな」とモヤモヤ。施術後もなんだかスッキリしない気持ちが残る。

1人鍼灸院では、使える時間が限られています。

その貴重な時間を合わない患者さんに使ってしまうと、本当に力を入れたい患者さんへの施術の質が落ちてしまうんです。

施術ベッド1台で月商60万円達成！1人鍼灸院の効率的な予約枠設計術でもお伝えしていますが、1人経営では「時間の使い方」が売上を左右します。

本当に来てほしい患者さんを逃している

合わない患者さんで予約枠が埋まると、どうなるでしょうか？

そう、本当に来てほしい理想の患者さんの予約枠がなくなるんです。

しかも厄介なのが、口コミや紹介の連鎖。合わない患者さんからの紹介は、また合わない患者さんが来る可能性が高いんですよね😅

これ、経営用語で「機会損失」と言います。目に見えないけど、確実に売上を減らしている状態です。

ストレスが溜まり経営へのモチベーションが下がる

「なんでこの仕事始めたんだっけ…」

合わない患者さんの対応が続くと、こんな気持ちになることありませんか？

鍼灸師になったのは、患者さんを笑顔にしたかったから。でも今は、施術するのが憂鬱になっている。

これ、放っておくと燃え尽き症候群につながります。

1人経営でも燃え尽きない！持続可能な働き方とセルフケアの秘訣も参考にしてみてください。

「断る」は拒否ではなく最適なマッチング

断ることで患者さんにもメリットがある理由

「断る」と聞くと、なんだか冷たい印象がありますよね。

でも、ちょっと考えてみてください。

合わない院で施術を受け続ける患者さんは、幸せでしょうか？

答えはNoです。

あなたの専門外の症状で悩んでいる患者さんを、無理に受け入れ続けるよりも、その症状が得意な院を紹介してあげた方が、患者さんの問題は早く解決します。

つまり「断る＝冷たい」ではなく「断る＝誠実」なんです。

ポジショニング戦略で競合と差別化！自院の強みを引き出す方法でも解説していますが、専門性を明確にすることは患者さんのためでもあるんですよ。

AMGメンバーの事例：断り始めて売上が上がったケース

AMGのある鍼灸院では、「断る基準」を明確にしたことで大きな変化がありました。

以前は「来てくれる人は全員受け入れる」というスタンス。でも、価格に対する不満が多い患者さんや、施術方針に従ってくれない患者さんの対応に疲弊していたんです。

そこで、理想の患者像を明確にして、合わない方にはお断りするようにしました。

結果どうなったか？

断った時間で理想の患者さんへのフォローを強化したところ、リピート率がアップ。精神的な余裕ができて施術の質も向上し、口コミ評価も上がりました。

月商は以前の1.3倍に。断ることで売上が上がったんです！

AMG公式LINEでは、このような「断る技術」を実践した鍼灸院の詳しい事例を配信しています。

理想の患者像を明確にする3ステップ

断る技術の第一歩は、「誰を断るか」を明確にすること。そのためには、まず「理想の患者像」を決める必要があります。

開業前に決めておくべき「断る勇気」！ターゲット外の患者対応ルールの作り方と合わせて読むと、より理解が深まりますよ。

ステップ1：過去の「良い患者さん」を書き出す

まずは、今までの患者さんの中で「この人の施術は楽しかった！」と思える方を思い出してください。

• 施術していてやりがいを感じた
• 結果が出やすかった
• コミュニケーションが取りやすかった
• リピートしてくれた
• 紹介してくれた

こういう患者さんの共通点は何でしょうか？

年齢、職業、来院動機、価値観などを具体的に書き出してみてください。

ステップ2：「合わない患者さん」の特徴をリスト化する

次に、ちょっと勇気がいりますが、「この人は合わなかったな…」という患者さんの特徴も書き出します。

例えば：

• とにかく安さ重視で価値を理解してくれない
• 1回で完璧な結果を求める
• 施術方針に従わず自己流を貫く
• 予約時間を守らない
• 他院の悪口ばかり言う

こうやってリスト化すると、「こういう人はお断りしよう」という基準ができます。

NGリストを作ることに抵抗があるかもしれません。でも、これは患者さんを差別するためではなく、お互いのミスマッチを防ぐためです。

ステップ3：理想の患者ペルソナを言語化する

ステップ1と2を統合して、一人の「理想の患者像」を作りましょう。

名前をつけて、具体的にイメージできるレベルまで落とし込みます。

例えば：

「山田花子さん、35歳、事務職。デスクワークによる肩こりと頭痛に悩んでいる。健康への投資は惜しまないタイプ。施術者の説明をしっかり聞いて、セルフケアも真面目に取り組む。改善したら友人にも紹介してくれる。」

こうやってペルソナが明確になると、発信内容もブレなくなります。

差別化できる強みの見つけ方！地域一番の専門院になるポイントも参考にしてみてください。

来院前に自然とフィルタリングする仕組みづくり

理想の患者像が決まったら、次は「断る場面を減らす」仕組みを作ります。

対面で断るのは、誰でも気が重いですよね。だからこそ、来院前の段階でフィルタリングすることが大切なんです。

ホームページで「こんな方には向いていません」を伝える

「え、そんなこと書いて大丈夫？」と思いますよね。

実はこれ、逆に信頼感を生むんです。

「当院はこんな方には向いていません」と正直に書いてある院を見ると、「この先生は誠実だな」「自分に合うかどうか真剣に考えてくれてる」と感じませんか？

具体的には、こんな感じで記載します：

当院が向いている方：

• じっくり根本改善したい方
• 施術者の説明を聞いて一緒に取り組みたい方
• 健康への投資を大切にしている方

当院が向いていない方：

• とにかく安く済ませたい方
• 1回で全て治ることを期待される方
• 施術者の方針に従うのが苦手な方

これを見て「合わないな」と思った人は、そもそも予約しません。お互いにとってハッピーですよね😊

患者が「ここしかない」と思う！専門特化型コンセプトの作り方3ステップも参考になります。

SNS発信で理想の患者だけに響くメッセージを出す

SNSでも同じ考え方が使えます。

万人受けを狙った発信は、結局誰にも刺さりません。

理想の患者さんに向けて、あなたの価値観や施術方針を積極的に発信しましょう。

例えば：

• 「当院では1回で治すことよりも、根本から改善することを大切にしています」
• 「痛みを取るだけでなく、再発しない体づくりを目指しています」
• 「患者さんと二人三脚で取り組むスタイルです」

こういう発信を見て「合わないな」と思う人が離れていくのは、むしろ良いことです。

その分、「この先生の考え方、好きだな」と思ってくれる理想の患者さんが集まります。

LINE公式での事前ヒアリングで来院前に判断する

予約を受け付ける前に、簡単なヒアリングを行う方法もあります。

LINE公式アカウントで、予約前にこんな質問を送ります：

• どのような症状でお悩みですか？
• いつ頃から症状がありますか？
• 当院に期待することは何ですか？

この回答を見れば、理想の患者さんかどうか、ある程度判断できます。

もし合わないと感じたら、来院前にやんわりとお断りすることも可能です。

「○○様のお悩みには、△△を専門にしている院がより適しているかと思います。よろしければご紹介しますね」

こうすれば、対面で断る必要がなくなります。

LINE公式アカウント活用術！月10人の新規患者を自動で獲得する配信設定5ステップで詳しい設定方法を解説しています。

対面で断る必要が出たときの具体的トーク術

事前フィルタリングを徹底しても、対面で断る場面は出てきます。

そんなときに使える具体的なトーク術をお伝えしますね。

角が立たない断り方の基本フレーズ3選

フレーズ1：専門性を理由にする

「○○さんのお悩みには、△△を専門にしている院がより適しています。もしよろしければ、良い院をご紹介しますね」

これは最も使いやすいフレーズです。あなたの専門外であることを理由に、他院を紹介する形で断ります。

フレーズ2：方針の違いを伝える

「当院の施術方針と少し異なるため、ご期待に沿えない可能性があります。○○さんに最善の結果を出していただきたいので、正直にお伝えしますね」

患者さんのことを思っているからこそ断る、という誠実さが伝わります。

フレーズ3：ミスマッチを防ぐ

「○○さんのご希望と、当院が提供できることにズレがあるように感じます。お互いにとって良い結果にならないかもしれないので、一度考えていただけますか？」

押し付けがましくなく、患者さん自身に判断を委ねる形です。

紹介患者を断るときの伝え方

紹介で来た患者さんを断るのは、特に気が重いですよね。

「紹介してくれた人の顔を潰してしまうんじゃ…」と心配になります。

そんなときは、こう伝えましょう：

「ご紹介いただいた○○さんのお気持ちはとても嬉しいです。ただ、△△さんのお悩みには、私よりも適した院があると思います。○○さんにも同じようにお伝えしておきますね」

紹介者にも誠実に説明することで、関係を壊さずに断ることができます。

断った後のフォローで関係を壊さない方法

断った後のフォローも大切です。

他院を紹介する場合は、できれば具体的な院名と連絡先をお伝えしましょう。「あとは自分で探してね」だと冷たい印象になります。

そして最後に、こう伝えます：

「今回はお力になれませんでしたが、もし将来、当院の専門分野でお悩みのことがあれば、いつでもご連絡ください」

こうすることで、「断られた」というネガティブな印象を和らげられます。

初回来院からリピーターに変える接客術のコツ5ステップも参考にしてみてください。

まとめ：断る技術で理想の鍼灸院経営を実現しよう

ここまで読んでいただき、ありがとうございます！

「断る技術」について、理解が深まったでしょうか？

最後にポイントをまとめますね。

断ることは「冷たい」ではなく「誠実」

合わない患者さんを無理に受け入れ続けることは、あなたにとっても患者さんにとってもマイナスです。

事前フィルタリングで断る場面を減らす

ホームページ、SNS、LINE公式を活用して、来院前にフィルタリングすれば、対面で断る必要がほとんどなくなります。

理想の患者さんだけが集まれば経営は安定する

断ることで空いた時間を理想の患者さんに使えば、リピート率も紹介率も上がります。結果として売上も上がるんです。

今日からできる最初の一歩

まずは「理想の患者像」を書き出してみてください。ノートに5分書くだけでOKです。

「断る」って、1人で考えていると本当に勇気がいりますよね😅

AMG公式LINEでは、実際に「断る技術」を実践して理想の患者さんだけを集めることに成功した鍼灸院の事例や、すぐに使えるトークスクリプトなどを無料で配信しています。

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