【鍼灸院の経営】開業前に決めておくべき「断る勇気」!ターゲット外の患者対応ルールの作り方

こんにちは!鍼灸院の経営塾‐AMG‐代表の宮崎圭太です。
「せっかく来てくれた患者さんを断るなんてできない…」
そう思っていませんか?🤔
開業したばかりの頃や売上が安定しない時期は、目の前の患者さんを全員受け入れたくなりますよね。
その気持ち、すごく分かります。
でも実は「断れない」ことが経営を苦しくしている原因かもしれません。
専門外の症状に無理に対応して疲弊したり、本来注力すべき患者さんへのサービスが手薄になったり…。
このブログでは、開業前に決めておくべき「ターゲット外の患者対応ルール」の作り方をお伝えします。
これを実践すれば、専門性が際立ち、自分の得意分野に集中できますよ!
結果的に売上も安定していきます😊
目次
- 「全員受け入れる」が経営を苦しくする3つの理由
- AMGメンバーの事例を元にした「断る勇気」の効果
- ターゲット外対応ルールを作る3ステップ
- 断ることで得られる3つの経営メリット
- まとめ:開業前に「断る基準」を決めておこう
「全員受け入れる」が経営を苦しくする3つの理由
「来る者拒まず」は一見、患者さん思いの姿勢に見えます。
でも実際には、経営を圧迫する大きな原因になっているんです。
専門性がぼやけて差別化できなくなる
「なんでも対応します」は親切に思えますよね。
でも患者さんから見ると「何が得意か分からない院」になってしまいます。
競合との差別化ができず、価格競争に巻き込まれやすくなるんです。
「肩こり専門」「産後ケア専門」など、専門特化した院に患者さんが流れていく…。
そんな現実を見たことはありませんか?
差別化できる強みの見つけ方やポジショニング戦略で競合と差別化も参考にしてみてください。
施術の質が下がりリピート率が落ちる
専門外の症状に対応すると、自信を持った施術ができません。
結果が出にくく、患者さんの満足度も下がります。
「期待していたのに良くならなかった」
このギャップがリピート率を下げる大きな原因なんです。
リピートにつながらないと、常に新規集客に追われる悪循環に陥ります。
心身ともに疲弊して長続きしない
苦手な症状への対応って、ストレスが大きいですよね。
「本当にこれで良くなるのかな…」と不安を抱えながらの施術。
これが毎日続くと、心身ともに疲弊してしまいます。
1人経営だからこそ、自分のエネルギー管理がとても重要です。
「断れない」というマインドが、自分を追い詰めているかもしれません。
AMGメンバーの事例を元にした「断る勇気」の効果
AMGのある鍼灸院では、開業当初は全ての症状に対応していました。
肩こり、腰痛、膝痛、自律神経、美容鍼…なんでもOKという姿勢です。
でも結果はどうだったか?
専門性がぼやけて、リピート率が30%台に低迷してしまったんです。
「これではマズい」と気づき、ターゲットを見直すことにしました。
「デスクワーカーの肩こり・頭痛」に絞り、対応ルールを明確化。
専門外の問い合わせには、丁寧に他院を紹介するようにしました。
すると半年後、リピート率が70%に改善!
しかも紹介での来院も増えたんです。
「肩こりならあの先生がいいよ」と言ってもらえるようになったんですね。
患者が「ここしかない」と思う!専門特化型コンセプトの作り方3ステップも参考になりますよ。
ターゲット設定の具体的な方法は、AMG公式LINEでも配信しています📱
ターゲット外対応ルールを作る3ステップ
では具体的に、どうやってルールを作ればいいのか?
3つのステップで解説していきます!
ステップ1:自院の「受け入れ基準」を3段階で整理する
まずは自分の「得意・対応可能・対応しない」を整理しましょう。
【得意な症状】→ 積極的に受け入れ、専門性をアピール
- 例:デスクワーカーの肩こり、慢性頭痛
【対応可能な症状】→ 状況に応じて受け入れ
- 例:軽度の腰痛、睡眠の悩み
【対応しない症状】→ 丁寧にお断りし、専門家を紹介
- 例:急性のケガ、内科的疾患が疑われるもの
この3段階を明確にしておくと、判断に迷わなくなります。
開業前にこれを決めておくことで、ブレない経営方針ができますよ。
開業初年度に差をつける!ブランドコンセプト構築のステップも併せてチェックしてみてください。
ステップ2:断り方のトークスクリプトを用意する
断るときに大切なのは「患者さんを否定しない」こと。
「あなたに最適な選択肢」として伝えるのがポイントです。
電話問い合わせ時のトーク例:
「〇〇の症状でお悩みなんですね。お辛いですよね。
実は当院は△△を専門にしておりまして、〇〇でしたら□□先生がとても詳しいんです。
そちらをご紹介させていただいてもよろしいですか?」
このように伝えると、断られた感じがしません。
むしろ「親切に紹介してくれた」という印象になります。
大事なのは、断ることが「患者さんのため」になるという視点です。
専門外の症状を無理に診るより、専門家を紹介した方が患者さんのためになりますよね。
カウンセリング満足度を高める5つの質問技法も参考にしてみてください。
ステップ3:紹介先リストを事前に作成する
スムーズに紹介するために、リストを事前に作っておきましょう。
リスト作成のポイント:
- 専門分野(腰痛専門、美容鍼専門など)
- 院名と連絡先
- 紹介時の一言コメント(「優しい先生ですよ」など)
近隣で信頼できる他院・専門家を3〜5件リストアップしておくと安心です。
このリストがあると、紹介するときに慌てません。
しかも紹介することで、地域内での信頼関係も構築できます。
「あの先生は患者さん思いだ」と評判が広がるんです。
面白いことに、紹介した患者さんが別の悩みで戻ってくることも多いんですよ。
「肩こりになったら、あの先生に行こう」と覚えてもらえるんですね。
紹介を劇的に増やす5つの方法も併せて実践すると効果的です。
断ることで得られる3つの経営メリット
「断る」ことで、実はたくさんのメリットがあります。
1. 専門性が際立ち、口コミ・紹介が増える
「〇〇といえばあの院」と認知されやすくなります。
患者さんも周囲に紹介しやすくなるんです。
「肩こりで困ってる?ならあの先生がいいよ!」って言いやすいですよね。
2. 得意分野に集中でき、施術の質が上がる
自信を持って施術できるので、ストレスが減ります。
結果も出やすくなり、患者満足度が向上します。
好循環が生まれるんです😊
3. 経営方針がブレなくなり、判断に迷わなくなる
「受けるか断るか」で悩む時間がなくなります。
マーケティングや発信内容も一貫性が出てきます。
SNSの投稿やチラシの内容も、迷わず決められるようになりますよ。
施術時間を見直して回転率アップ!収益を最大化する時間管理法も参考にしてみてください。
まとめ:開業前に「断る基準」を決めておこう
いかがでしたか?
「断る」ことは決して悪いことではありません。
むしろ患者さんにも自分にも最善の選択なんです。
今日からできるアクション:
- 今日:自分の「得意な症状」を3つ書き出す
- 今週中:「対応しない症状」を決めて書き出す
- 来週:近隣の紹介先を3件リストアップする
この3つをやるだけで、経営方針がグッと明確になります。
開業前にルールを決めておけば、迷いなくスタートできますよ。
すでに開業している方も、今からでも遅くありません!
ぜひ今日から「断る勇気」を持って、専門性を磨いていきましょう💪
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