【鍼灸院のリピート】施術後の「また来たい」を引き出す!5分でできる感動体験の演出テクニック

こんにちは!鍼灸院の経営塾‐AMG‐代表の宮崎圭太です。
初回来院の患者さんが「また来ます」と言ってくれたのに、実際には予約が入らない…そんな経験ありませんか?🤔
技術には自信があるのに、なぜかリピートにつながらない。新規集客ばかりに時間とお金を使って、経営が安定しない。そんな悩みを抱える鍼灸院経営者は本当に多いんです。
実は、患者さんが「また来たい」と心から思う瞬間は、施術の技術そのものではなく、施術後のたった5分間にあるんです。
このブログを読めば、特別な設備や追加コストなしで、今日からすぐに実践できる「感動体験の演出テクニック」が分かります。これを実践すれば、リピート率が飛躍的に向上し、安定した売上を実現できるようになります。
目次
- リピートされない鍼灸院に共通する3つの失敗パターン
- 「また来たい」は施術後5分で決まる心理メカニズム
- 施術後5分でできる感動体験の演出テクニック5ステップ
- リピート率を80%にするための実践ポイントと注意点
- まとめ:明日から実践できる感動体験の演出チェックリスト
リピートされない鍼灸院に共通する3つの失敗パターン
施術が終わったらすぐに会計へ直行してしまう
多くの鍼灸院で見られる典型的なパターンがあります。
施術が終わったら「お疲れ様でした」と声をかけて、患者さんをすぐに起き上がらせる。そして会計へ案内する。この流れ、あなたの院でも当たり前になっていませんか?
実はこれ、リピート率を大きく下げる原因なんです。
患者さんは施術効果を十分に実感する前に、事務的な会計処理に移行してしまいます。せっかく良い施術をしても、その余韻を味わう時間がないんです。
「効率重視」が逆に患者満足度を下げている。この矛盾に気づいている経営者は意外と少ないんです。
患者さんの感情を置き去りにした機械的な対応
技術者としての視点が強すぎると、こんな対応になりがちです。
施術の説明はきちんとする。体の状態も専門的に伝える。でも、患者さんが「どう感じたか」を聞いていない。
「今日は肩甲骨周りの筋緊張を緩めました」と説明しても、患者さんが知りたいのは「私の肩、楽になったの?」なんです。
技術者視点と患者視点、このズレがリピートを妨げています。
初回来院からリピーターに変える接客術のコツでも詳しく解説していますが、患者さんの感情に寄り添うことがリピートの第一歩なんです。
次回予約を「押し売り」のように感じさせてしまう
会計時に突然「次回いつにしますか?」と聞いていませんか?
患者さんはまだ施術の効果を十分に実感していない状態です。そこで予約を迫られると「考えさせてください」と逃げたくなるんです。
次回予約の提案は必要です。でも、タイミングと伝え方を間違えると、押し売りに感じられてしまいます。
リピート提案は「売り込み」ではなく「患者さんのための提案」として伝える必要があるんです。
「また来たい」は施術後5分で決まる心理メカニズム
ピークエンドの法則が示すリピート行動の秘密
行動経済学に「ピークエンドの法則」というものがあります。
人は体験を評価する際、全体の平均ではなく「最も印象的な瞬間(ピーク)」と「最後の瞬間(エンド)」で判断するんです。
これを鍼灸院に当てはめると、どうなるか?
施術中のピーク体験も大切ですが、それ以上に「最後の5分間」が患者さんの記憶に強く残ります。
つまり、施術のクライマックスより、帰り際の対応が「また来たい」を決めているんです。
この法則を理解すれば、リピート率を上げる戦略が明確になります。
感情記憶が技術評価を上回る理由
正直な話、患者さんは施術技術の良し悪しを正確には判断できません。
「どの筋肉にアプローチしたか」「どんな手技を使ったか」そんな専門的なことは分からないんです。
じゃあ何で判断するのか?
「どう感じたか」です。
大切にされていると感じたか。安心できたか。また会いたいと思ったか。こういった感情が、技術評価を上回る決定要因になります。
感情が行動(リピート)を決定する。この原則を忘れてはいけません。
AMGメンバーの事例を元にした感動体験の効果
AMGのある鍼灸院では、施術後の対応を見直しただけで大きな成果が出ました。
それまでリピート率は35%程度。新規集客に必死でしたが、施術後の5分間を意識的に設計したところ、リピート率が78%まで向上したんです。
技術は一切変えていません。変えたのは「施術後の対応」だけです。
別のメンバーは「余韻時間」の設計により、次回予約率が50%から85%に改善しました。
この事例が示すのは、リピート率向上に必要なのは新しい技術ではなく、患者さんの感情に寄り添う時間設計だということです。
リピート率を2倍にする施術後のフォローアップシステムも併せて参考にしてみてください。
施術後5分でできる感動体験の演出テクニック5ステップ
ここからは、今日から実践できる具体的なテクニックをお伝えします。
この5ステップを実践すれば、患者さんの心に残る体験を提供でき、自然とリピートにつながります。
ステップ1:施術直後の「ゆとりの30秒」を意図的に作る
施術が終わったら、すぐに起き上がらせないでください。
「少しゆっくりしてから、起き上がってくださいね」
この一言を添えて、30秒ほど余韻を味わってもらいます。
たった30秒ですが、患者さんは「急かされていない」「大切にされている」と感じます。
この小さな配慮が、特別感を生むんです。
予約枠に余裕を持たせる時間設計も大切です。詰め込みすぎると、どうしても急いでしまいますからね。
ステップ2:体の変化を「一緒に確認」して効果を視覚化する
起き上がってもらったら、鏡の前へ案内します。
「施術前と比べて、肩の高さが揃ってきましたね」
「首の可動域、広がっていますよね」
こうやって、患者さんと一緒に変化を確認するんです。
可動域チェックも、患者さん自身に動いてもらいながら行います。「さっきより動くようになりましたよね」と、ビフォーアフターを体感してもらうわけです。
承諾を得られれば、施術前後の写真を撮って見せるのも効果的です。
視覚化することで「こんなに変わったんですね!」という感動の瞬間が生まれます。
施術効果を実感してもらう患者説明の見える化でも、この視覚化テクニックを詳しく解説しています。
ステップ3:専門家として「これから」の未来を示す
変化を確認したら、専門家としての見解を伝えます。
「今日の施術で、○○の緊張が緩みました。これによって△△の動きが改善されています」
専門的な説明も必要ですが、それだけじゃダメです。
「このまま2週間に1回のペースで来ていただければ、1ヶ月後にはもっと楽になりますよ」
今後どのように良くなっていくのか、その見通しを伝えるんです。
次回来院のベストタイミングも、医学的根拠とともに提案します。「次は○日後が理想的です。なぜなら~」という形で。
「あなたのために考えた計画」として個別性を出すことで、患者さんは特別扱いされていると感じます。
ステップ4:お茶を出しながら「余韻トーク」で感情を定着させる
会計の前に、お茶やお水を出して一息つける時間を作ります。
この時間が、実は最も重要なんです。
「今日の施術、いかがでしたか?」
こう聞いて、患者さんの感想を引き出します。そして、患者さんが感じた変化を言語化してあげるんです。
「そうですね、肩が軽くなったと感じられたんですね。それは○○の緊張が取れた証拠ですよ」
この共感的な対話が「また来たい」という感情を定着させます。
施術中の声かけで患者との信頼関係を構築する方法や施術後の会話術で継続率80%達成する声かけテンプレートも参考にしてください。
ステップ5:見送り時の「特別な一言」で印象を完成させる
最後の仕上げは、見送りの瞬間です。
「○○さん、今日はありがとうございました」
名前を呼んで感謝を伝えます。そして「次回お会いできるのを楽しみにしています」と、未来への期待を添えるんです。
玄関先まで見送ることで、最後まで丁寧な印象を与えます。
天候や時間帯に合わせた気遣いも忘れずに。
「今日は寒いので、お気をつけてお帰りください」
「お仕事お疲れ様でした」
こういった一言が、患者さんの心に残ります。
患者の心をつかむ魔法の会話テンプレート7選では、さらに具体的なフレーズを紹介しています。
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リピート率を80%にするための実践ポイントと注意点
演出が「わざとらしく」ならないための自然な流れの作り方
ここまで読んで「なんだかマニュアル通りで不自然じゃない?」と思った方もいるかもしれません。
その感覚、大切です。
マニュアル通りに機械的にやると、逆効果になります。患者さんは「演技してるな」と感じてしまうんです。
大事なのは、自分の言葉で伝えること。
スクリプトは参考にしても、あなたらしい表現で伝えてください。
患者さんのタイプも見極めましょう。おしゃべり好きな方、静かな方、急いでいる方。みんな違います。
柔軟に対応することで、「演出」ではなく「本心からの気遣い」として伝わります。
忙しい時でも5分を確保する予約枠設計のコツ
「5分の余裕なんてない」と思うかもしれません。
でも、考えてみてください。
リピートしない患者さんを追いかけて新規集客するコスト。その時間とお金を考えたら、5分投資する価値は十分にあります。
1人あたりの施術時間に、最初から5分の余韻時間を組み込んでおくんです。
予約間隔を調整して、時間的余裕を作る。これは経営判断です。
効率と質のバランス。短期的な効率を追うより、長期的なリピート率向上の方が収益性は高まります。
患者さんのタイプ別に対応を変える応用テクニック
すべての患者さんに同じ対応をする必要はありません。
おしゃべり好きな患者さんには、余韻トークを長めに取ります。会話を楽しんでもらう時間が、その人にとっての感動体験になります。
静かな患者さんには、無理に話しかけない。余韻時間を静かに過ごしてもらい、必要最小限の声かけで十分です。
急いでいる患者さんもいます。その場合は5ステップを短縮しても、最低限の「特別な一言」は忘れないでください。
個別対応が、本当の意味での「患者さんに寄り添う」ということです。
初回来院で信頼関係を築く接客システムでも、患者さんのタイプ別対応について解説しています。
まとめ:明日から実践できる感動体験の演出チェックリスト
施術後の5分間が、リピート率を大きく左右する。この事実を理解していただけたでしょうか?
最後に、今日から実践できるチェックリストをまとめます。
感動体験の演出5ステップ
□ 施術直後に30秒の余韻時間を作る
□ 鏡の前で体の変化を一緒に確認する
□ 専門家として今後の見通しを伝える
□ お茶を出しながら感想を聞く余韻トークをする
□ 見送り時に名前を呼んで特別な一言を添える
実践のポイント
□ マニュアル通りではなく自分の言葉で伝える
□ 予約枠に5分の余裕を組み込む
□ 患者さんのタイプに合わせて柔軟に対応する
□ 「演出」ではなく「本心からの気遣い」を意識する
リピート率が上がれば、経営は劇的に安定します。
新規集客に奔走する日々から解放され、既存患者さんとの信頼関係を深めることに集中できるようになります。
技術は変えなくていい。変えるのは施術後の5分間だけです。
まずは今日、次の患者さんから試してみてください。小さな変化が、大きな成果につながりますよ!
あなたの鍼灸院が、患者さんにとって「また来たい」と思える特別な場所になることを願っています😊
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