【鍼灸院のリピート】施術後の声かけ革命!患者の心をつかむ魔法の会話テンプレート7選

こんにちは!鍼灸院の経営塾‐AMG‐代表の宮崎圭太です。施術後に患者さんと何を話せばいいか分からず、気まずい沈黙が流れてしまった経験はありませんか?😅
「技術には自信があるのに、なぜか患者さんが続けて通ってくれない」「『また何かあったら来てください』で終わってしまい、次回予約につながらない」そんなお悩みをよく聞きます。
実は、施術後のたった3分間の声かけで、リピート率を劇的に改善することができるんです。このブログでは、患者さんの心をつかみ、自然に次回予約へとつなげる具体的な会話テンプレートを7つのパターンでお伝えします。明日からすぐに実践でき、患者さんとの信頼関係が深まる声かけ術を身につけましょう!
目次
- 施術後の声かけでリピート率が低い3つの原因
- AMGメンバーの事例を元にしたリピート率改善の成功パターン
- 施術後の「黄金の3分間」を最大活用する4段階システム
- 患者タイプ別!心をつかむ魔法の会話テンプレート7選
- 声かけ実践で注意すべきNG行為と改善ポイント
- 声かけ効果を記録・改善する継続システム構築法
- まとめ:明日から実践できる施術後声かけ革命
施術後の声かけでリピート率が低い3つの原因
一方的な説明で患者の気持ちを置き去りにしている
多くの鍼灸師が陥りがちなのが、施術後に専門的な説明ばかりしてしまうことです。
「今日は○○の経絡を調整しました」「次回は△△のツボを重点的に」といった一方的な説明では、患者さんの気持ちに寄り添えていません。
患者さんが本当に知りたいのは「今の体調はどうなっているのか」「次回来る必要があるのか」といった、自分事としての情報なんです。
次回予約への自然な流れを作れていない
施術後の声かけで最も重要なのは、次回予約への自然な流れを作ることです。
しかし「また何かあったら来てください」という曖昧な表現では、患者さんは「特に問題がなければ来なくていいんだ」と解釈してしまいます。
具体的な来院タイミングや理由を伝えることで、患者さんの中に「次回も行こう」という気持ちが生まれるんです。
患者さんとの距離感を間違えている
施術後の声かけでは、患者さんとの適切な距離感を保つことが大切です。
距離が近すぎると「馴れ馴れしい」と思われ、遠すぎると「冷たい」と感じられてしまいます。
患者さんの性格や年齢、来院回数に応じて、適切な距離感でコミュニケーションを取ることがリピートにつながります。
AMGメンバーの事例を元にしたリピート率改善の成功パターン
声かけを変えただけで継続率が40%から80%にアップした事例
AMGのある鍼灸院では、施術後の声かけを体系化したところ、継続率が劇的に改善しました。
以前は「お疲れさまでした。また何かあったらお越しください」という定型的な声かけをしていました。
しかし、患者さんの症状や状況に応じた4段階の声かけシステムを導入することで、継続率が40%から80%まで向上したんです。
特に効果的だったのは、初回来院からリピーターに変える接客術のコツで紹介している「共感→価値提供→次回提案」の流れでした。
患者さんから「また来たいです」と言われるようになった変化
別のAMGメンバーは、声かけの内容を変えることで患者さんの反応が大きく変わりました。
以前は患者さんから「ありがとうございました」という社交辞令的な言葉しか聞けませんでした。
しかし、患者さんの変化や改善点を具体的に伝える声かけに変えてから、「本当に楽になりました」「また来たいです」という前向きな言葉を頂けるようになったのです。
施術後の「黄金の3分間」を最大活用する4段階システム
第1段階:体調確認の声かけで安心感を与える
施術後の最初の声かけは、患者さんの体調確認から始めます。
「いかがですか?体の感じはどうでしょう?」「痛みは和らぎましたか?」といった、患者さんの現在の状態を確認する質問です。
この段階で重要なのは、患者さんの答えをしっかりと聞くことです。患者との信頼関係を深める効果的な問診票の作り方でも解説していますが、患者さんの声に耳を傾ける姿勢が信頼関係の基礎になります。
第2段階:共感の声かけで信頼関係を深める
患者さんの体調を確認したら、次は共感の声かけです。
「そうですね、最初いらした時よりもずいぶん楽になりましたね」「お仕事が忙しい中でも、しっかりとケアできていますね」など、患者さんの状況に共感する言葉をかけます。
カウンセリング満足度を高める5つの質問技法でも触れていますが、共感は信頼関係構築の最重要要素なんです。
第3段階:価値提供の声かけで専門性をアピール
共感の後は、専門家としての価値を提供する声かけです。
「今日の施術で○○の部分が改善されました」「このペースで続けていけば、△△週間後にはかなり楽になると思います」といった、専門的な見解を分かりやすく伝えます。
顧客心理を活用した施術メニューの作り方でも説明していますが、患者さんが「この先生にお任せしよう」と思える価値提供が重要です。
第4段階:次回提案の声かけで継続につなげる
最後は、次回来院への具体的な提案です。
「1週間後にもう一度診させていただけると、さらに改善が期待できます」「来週の○曜日でしたら、お時間はいかがでしょうか?」といった、具体的な提案をします。
ここで大切なのは、患者さんにとってのメリットを明確に伝えることです。
患者タイプ別!心をつかむ魔法の会話テンプレート7選
【痛み系患者】即効性を実感してもらう声かけパターン
患者さんの特徴:急性的な痛みで来院、即効性を求める
声かけテンプレート:
「いかがですか?さっきより痛みは楽になりましたか?」
↓
「そうですね、○○の筋肉の緊張がほぐれて、可動域も広がりました」
↓
「この状態をキープするには、2-3日後にもう一度診させていただくのがベストです」
【慢性症状患者】長期的な改善プランを伝える声かけパターン
患者さんの特徴:長年の慢性症状、継続的な改善を望む
声かけテンプレート:
「今日は初回よりもかなりコリがほぐれやすくなってきましたね」
↓
「長年の慢性的な症状は、根本から改善していく必要があります」
↓
「このペースで月2回続けていけば、3ヶ月後には驚くほど変化を実感できるはずです」
【初回患者】不安を取り除き安心感を与える声かけパターン
患者さんの特徴:鍼灸院が初めて、不安や緊張がある
声かけテンプレート:
「初めての鍼灸はいかがでしたか?思ったより痛くなかったでしょう?」
↓
「○○さんの症状でしたら、鍼灸治療がとても効果的です」
↓
「1週間後にもう一度診させていただいて、経過を確認させてください」
【継続患者】モチベーションを維持する声かけパターン
患者さんの特徴:通院歴が長い、モチベーション維持が課題
声かけテンプレート:
「いつもお疲れさまです。今日も○○の部分がしっかりほぐれました」
↓
「継続して通っていただいているおかげで、体の状態がとても安定してきましたね」
↓
「この調子で月1回のメンテナンスを続けていきましょう」
施術中の声かけで満足度アップ!患者との信頼関係構築法でも詳しく解説していますが、継続患者への声かけは特に丁寧さが重要です。
【忙しい患者】時間を考慮した効率的な声かけパターン
患者さんの特徴:時間に制約がある、効率的な治療を求める
声かけテンプレート:
「お忙しい中お疲れさまでした。今日は重点的に○○を調整しました」
↓
「次回は2週間後でも効果を維持できると思います」
↓
「お忙しいと思いますが、○月○日の○時はいかがでしょうか?」
【高齢患者】丁寧で分かりやすい声かけパターン
患者さんの特徴:高齢、ゆっくりとした説明を好む
声かけテンプレート:
「○○さん、今日はいかがでしたか?楽になりましたでしょうか?」
↓
「膝の調子が良くなってきて、歩きやすくなったのではないでしょうか」
↓
「来週の同じお時間で、またお待ちしております」
【紹介患者】感謝と期待値調整を含む声かけパターン
患者さんの特徴:知人の紹介で来院、紹介者への配慮が必要
声かけテンプレート:
「○○さんにご紹介いただき、ありがとうございます」
↓
「○○さんと同じような症状ですが、改善の見込みは十分にあります」
↓
「良い結果をお伝えできるよう、しっかりと診させていただきますね」
御礼カードで紹介率を120%アップさせる効果的な書き方テンプレートも併せて活用すると、紹介患者からさらなる紹介を生み出すことができます。
声かけ実践で注意すべきNG行為と改善ポイント
避けるべき3つのNG声かけパターン
NG1:専門用語だらけの説明
「今日は督脈と膀胱経を調整しました」
↓
改善例:「今日は背中とお尻の筋肉をほぐしました」
NG2:曖昧な次回提案
「また何かあったら来てください」
↓
改善例:「1週間後にもう一度診させてください」
NG3:一方的な話し続け
患者さんの反応を見ずに説明し続ける
↓
改善例:「いかがですか?」と患者さんの反応を確認する
患者さんに嫌われない距離感の保ち方
適切な距離感を保つには、以下の3つのポイントが重要です。
ポイント1:患者さんの反応を観察する
話しかけた時の表情や返答の仕方を見て、距離感を調整します。
ポイント2:年齢や性格に応じた話し方をする
若い方にはフランクに、年配の方には丁寧に接するなど、相手に応じた対応をします。
ポイント3:プライベートに踏み込みすぎない
仕事や家族の話題は、患者さんから話してきた場合のみ対応します。
声かけ効果を記録・改善する継続システム構築法
患者反応記録シートの作成と活用方法
声かけの効果を測定するために、患者さんの反応を記録するシートを作成しましょう。
記録項目:
- 患者名・日付
- 使用した声かけパターン
- 患者さんの反応(表情・言葉)
- 次回予約の有無
- 改善点・気づき
この記録を蓄積することで、どの声かけが効果的かが明確になります。
リピート率を2倍にする!施術後のフォローアップシステム構築法でも詳しく解説していますが、データに基づいた改善が重要です。
月1回の声かけ改善ミーティングの実施法
一人治療院でも、月1回は自分自身との「声かけ改善ミーティング」を実施しましょう。
ミーティング内容:
- 患者反応記録の振り返り
- 効果的だった声かけの分析
- 改善が必要な点の洗い出し
- 来月の目標設定
このような定期的な振り返りにより、声かけスキルは確実に向上します。
まとめ:明日から実践できる施術後声かけ革命
施術後の声かけは、リピート率向上の鍵を握る重要な要素です。
今回ご紹介した7つの会話テンプレートと4段階システムを活用すれば、患者さんとの信頼関係を深め、自然な流れで次回予約につなげることができます。
重要なポイントのおさらい:
- 黄金の3分間を有効活用する:体調確認→共感→価値提供→次回提案の4段階で進める
- 患者タイプに応じた声かけを使い分ける:7つのパターンを患者さんの特徴に合わせて選択
- NG行為を避ける:専門用語の多用、曖昧な提案、一方的な説明は禁物
- 継続的に改善する:患者反応を記録し、月1回の振り返りで改善を図る
まずは明日の施術から、一つでも新しい声かけを試してみてください。患者さんの反応の変化に、きっと驚かれると思います😊
施術技術と同じように、声かけも練習すれば必ず上達します。最初はぎこちなくても大丈夫です。継続することで、患者さんから「また来たいです」と言われる鍼灸師になれるはずです。
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