【鍼灸院のリピート】施術ノート活用法!患者との信頼を深める記録の取り方5つのコツ

こんにちは!鍼灸院の経営塾‐AMG‐代表の宮崎圭太です。施術記録は取っているけど、次回来院時に上手く活かせていないとお悩みではありませんか?🤔
「前回何を話したか思い出せない」「患者さんに覚えてもらえていないと思われている気がする」「記録に時間がかかりすぎて疲れる」そんな声をよく聞きます。
このブログを読むと、施術ノートを効率的に記録しながら、患者さんとの信頼関係を深め、リピート率を大幅に向上させる具体的な方法が分かります。
実際にAMGメンバーの中には、この方法でリピート率を60%から85%に改善させた鍼灸院もあるんです!
施術ノートは単なる記録ではなく、患者さんに「この先生は私のことを本当に理解してくれている」と感じてもらうための強力なツール。
明日からすぐに実践できる5つのコツをお伝えします。
目次
- 施術ノート活用でリピート率が上がらない3つの原因
- AMGメンバーの事例を元にした施術ノート活用の効果
- 患者との信頼を深める施術ノート記録5つのコツ
- 施術ノートを次回来院時に活かす実践テクニック
- デジタルと紙どちらで管理すべきか
- 施術ノート記録のテンプレート例
- まとめ:明日から実践できる施術ノート活用術
施術ノート活用でリピート率が上がらない3つの原因
記録内容が施術情報だけで患者理解が浅い
多くの鍼灸師が陥りがちなのが、症状と施術内容だけを記録してしまうことです。
「肩こり、僧帽筋に鍼、効果あり」といった記録だけでは、患者さんの本当の悩みは見えてきません。
患者さんが求めているのは、症状の改善だけではないんです。
「デスクワークで集中できるようになりたい」「子どもを抱っこするのが楽になりたい」といった、その先にある願望を理解してもらいたいと思っています。
表面的な記録だけでは、次回来院時に「この先生は私のことを分かってくれている」という感覚を与えられません。
結果として、患者さんは「ただ施術を受けに来ているだけ」という感覚になり、リピートにつながりにくくなります。
患者との信頼関係を深める効果的な問診票の作り方も参考にして、深い情報を引き出す工夫をしてみてください。
次回来院時に記録を活かせていない
せっかく記録を取っても、次回来院時に見返していないケースが本当に多いんです。
患者さんが来院してから慌てて記録を確認したり、全く確認せずに施術を始めたりしていませんか?
前回の会話内容や提案したセルフケアを忘れてしまうと、患者さんは「覚えてもらえていない」と感じてしまいます。
一貫性のない施術提案も、信頼を損なう大きな要因です。
前回「週1回の来院をおすすめします」と言ったのに、今回は「2週間後でいいですよ」と言ってしまったら、患者さんは混乱します。
記録を活かせていないことで、せっかく築いた信頼関係が崩れてしまうんです。
初回カウンセリングの時間配分術で効率的な記録方法を学び、次回来院時に活かせる仕組みを作りましょう。
記録に時間がかかりすぎて継続できない
「詳しく書かなきゃ」と思うあまり、記録に時間をかけすぎていませんか?
1人の患者さんの記録に10分も15分もかかっていたら、次の患者さんを待たせてしまいます。
結果として、記録が面倒になり、形骸化してしまうんです。
「あとでまとめて書こう」と思っても、結局忘れてしまったり、記憶が曖昧になったりします。
継続できない記録方法は、結局意味がありません。
効率的に、かつ継続可能な記録方法を確立することが重要なんです。
AMGメンバーの事例を元にした施術ノート活用の効果
施術ノート改善でリピート率が25%向上した事例
AMGのある鍼灸院では、施術ノートの取り方を変えただけでリピート率が大きく改善しました。
それまでは症状と施術内容だけを記録していましたが、患者さんの生活背景や価値観も記録するようにしたんです。
「この症状が改善したら何がしたいか」という質問を必ず聞き、その答えを記録に残すようにしました。
次回来院時には、「前回、お子さんの運動会で抱っこできるようになりたいとおっしゃっていましたね」と声をかけるようにしたんです。
すると、患者さんから「ちゃんと覚えていてくれたんですね」という反応が返ってくるようになりました。
この変化だけで、リピート率が60%から85%に向上したんです!
記録の質を変えるだけで、こんなに大きな効果があるんですね。
患者との信頼関係が深まり紹介が増えた事例
別のAMGメンバーは、施術ノートを活用したコミュニケーションで紹介率が大幅に向上しました。
患者さんが話した言葉をそのまま記録し、次回来院時にその言葉を使って会話を始めるようにしたんです。
「前回、『朝起きた時の首の痛みがつらい』とおっしゃっていましたが、その後いかがですか?」
このように患者さんの言葉を使うことで、「この先生は私のことを本当に理解してくれている」という感動体験が生まれます。
感動した患者さんは、自然と家族や友人に紹介してくれるようになるんです。
結果として、広告費をかけなくても紹介だけで新規患者が増え、集客コストが大幅に削減できました。
施術ノート活用は、単なる記録ではなく、経営改善にも直結するんです😊
AMG公式LINEでは、施術ノート活用の具体的な事例やテンプレートを無料配信中です。成功している鍼灸院がどんな記録を取って、どう活用しているかを学んでみませんか?
患者との信頼を深める施術ノート記録5つのコツ
コツ1:3つの情報を必ず記録する
施術ノートには、以下の3つの情報を必ず記録しましょう。
1. 身体的情報
- 症状(痛みの部位、程度、いつから)
- 施術内容(使用した経穴、手技)
- 施術後の効果(痛みの変化、可動域の改善)
2. 生活背景情報
- 職業(デスクワーク、立ち仕事など)
- 趣味や日常の動作パターン
- 家族構成(子育て中、介護中など)
3. 心理的情報
- 患者さんの希望や目標
- 不安や心配事
- 価値観(何を大切にしているか)
この3つを記録することで、患者さんを全人的に理解できるようになります。
次回来院時に「デスクワークのお仕事、お忙しいですよね」と声をかけるだけで、患者さんは「ちゃんと覚えてくれている」と感じるんです。
コツ2:Before→Afterの変化を数値化・言語化する
患者さんの変化を可視化することで、施術効果を実感してもらいやすくなります。
数値化の例
- 痛みレベル:10段階評価(初回8→現在3)
- 可動域:腕が上がる角度(初回120度→現在160度)
- 体の硬さ:前屈で床から何cm(初回15cm→現在5cm)
言語化の例
- Before:「夕方になると肩が重くて仕事に集中できない」
- After:「1日中気にならなくなり、残業も苦にならない」
この記録があれば、「初回と比べてこんなに良くなっていますよ」と具体的に伝えられます。
数値や言葉で変化を示すことで、患者さんは施術の価値を実感し、継続したいと思うようになるんです。
施術効果を実感してもらう患者説明の見える化も参考にして、効果的な伝え方を学んでください。
コツ3:次回の提案を必ず書き残す
施術後に提案した内容を必ず記録に残しましょう。
記録すべき提案内容
- 次回の施術内容(どこにアプローチするか)
- 来院間隔の目安(週1回、2週間に1回など)
- 自宅でのセルフケア(ストレッチ、温める部位など)
- 生活習慣の改善提案(姿勢、睡眠、食事など)
次回来院時に「前回、肩のストレッチをお伝えしましたが、やってみましたか?」と確認できます。
一貫性のある施術提案ができることで、患者さんは「この先生は計画的に私の体を診てくれている」と信頼してくれるんです。
コツ4:患者さんの言葉をそのまま記録する
患者さんが使った言葉をそのまま記録することが、とても重要なんです。
記録例
- 「子どもの運動会で抱っこできるようになりたい」
- 「旅行の前に腰痛を良くしたい」
- 「仕事のプレゼンで集中したい」
次回来院時に患者さんの言葉を使って会話すると、強力な効果があります。
「前回、お子さんの運動会で抱っこできるようになりたいとおっしゃっていましたね。運動会はいつですか?」
このように患者さんの言葉を使うことで、「私のことを本当に理解してくれている」という感覚が生まれるんです。
カウンセリング満足度を高める5つの質問技法を活用して、患者さんの本音を引き出す質問をしてみましょう。
コツ5:3分ルールで効率的に記録する
施術ノートの記録は、3分以内で完結させることを目標にしましょう。
効率化のポイント
- 施術直後、記憶が鮮明なうちに記録する
- テンプレートやチェックリストを活用する
- 重要なポイントだけを簡潔に記述する
- 略語や記号を使って時短する
詳しく書きすぎる必要はありません。
次回来院時に思い出せる程度の情報があれば十分なんです。
効率化することで、記録が負担にならず、継続できるようになります。
継続できる仕組みこそが、リピート率向上につながるんです。
施術ノートを次回来院時に活かす実践テクニック
来院前に必ず前回記録を確認する習慣化
次回来院時に記録を活かすために、来院前に必ず前回の記録を確認する習慣をつけましょう。
確認のタイミング
- 予約確認時(前日または当日朝)
- 患者さんが来院する5分前
前回の会話内容、施術内容、提案したセルフケアを復習しておくんです。
準備しておくことで、患者さんが来院した瞬間から質の高い対応ができます。
「○○さん、こんにちは!前回お伝えしたストレッチ、やってみましたか?」
このように自然に前回の続きから会話を始められると、患者さんは安心感を覚えるんです。
初回来院からリピーターに変える接客術も参考にして、継続来院につながる接客を心がけましょう。
患者さんの言葉を使って会話を始める
次回来院時の会話は、患者さんが前回話した言葉を使って始めましょう。
会話例
- 「前回、『朝起きた時の首の痛みがつらい』とおっしゃっていましたが、その後いかがですか?」
- 「前回、お子さんを抱っこする時の肩の痛みを気にされていましたね」
- 「仕事のプレゼン、上手くいきましたか?」
患者さんの言葉を使うことで、親近感が生まれます。
自分の話した内容を覚えてくれていることに、患者さんは感動するんです。
この小さな積み重ねが、大きな信頼関係を築くことにつながります。
施術後の声かけで患者の心をつかむ会話テンプレートも活用して、効果的なコミュニケーションを実践してください。
変化を具体的に伝えて効果を実感してもらう
記録したBefore→Afterの変化を、具体的に患者さんに伝えましょう。
伝え方の例
- 「初回は痛みレベルが8でしたが、今日は3まで下がっていますね」
- 「最初は腕が120度しか上がらなかったのに、今は160度まで上がるようになりましたよ」
- 「初回は『夕方になると肩が重い』とおっしゃっていましたが、今は『1日中気にならない』とのこと。すごい改善ですね!」
数値や言葉で変化を示すことで、患者さんは施術の効果を実感します。
「良くなっている」という実感が、継続来院への意欲を高めるんです。
効果を可視化することで、患者さんは施術への投資価値を理解し、リピートにつながるんですね。
施術後アンケートで見込み客を発掘する活用術も併せて実践すると、さらに効果的です。
より詳しい会話例やフォローアップ方法はAMG公式LINEで配信しています。実際に成功している鍼灸院の事例を学んでみませんか?
デジタルと紙どちらで管理すべきか
それぞれのメリット・デメリット
施術ノートの管理方法は、デジタルと紙のどちらが良いか悩みますよね。
それぞれのメリット・デメリットを理解して、自分に合った方法を選びましょう。
デジタル管理のメリット
- 検索性が高い(患者名や症状で瞬時に検索)
- バックアップが簡単(データ消失のリスクが低い)
- 複数端末で確認できる(スマホでもPC でも)
- スペースを取らない
デジタル管理のデメリット
- 初期コスト・月額費用がかかる
- システムに慣れるまで時間がかかる
- 操作が面倒に感じることがある
- セキュリティ対策が必要
紙管理のメリット
- 手書きの温かみがある
- すぐに記録できる(システム起動不要)
- 初期費用がほとんどかからない
- 操作に迷わない
紙管理のデメリット
- 検索に時間がかかる
- 保管スペースが必要
- 紛失・破損のリスクがある
- バックアップが困難
どちらにも一長一短があるんです。
おすすめの管理方法
開業初期は紙での管理から始めるのがおすすめです。
患者数が少ない時期は、紙でも十分管理できます。
初期費用を抑えられるので、経営的にも負担が少ないんです。
患者数が増えてきたら、デジタル管理への移行を検討しましょう。
月商が安定してきたタイミング(50万円以上)で、システム導入を考えるのが良いですね。
ハイブリッド管理もおすすめ
デジタルと紙を併用する方法もあります。
基本情報はデジタルで管理し、施術中のメモは紙で取るという方法です。
それぞれの良いところを活かせるんです。
無料で使えるツールもあります。
GoogleスプレッドシートやEvernote、Notionなどを活用すれば、コストをかけずにデジタル管理ができます。
まずは無料ツールで試してみて、必要に応じて有料システムへ移行するのも良い選択ですね。
施術記録デジタル化で業務効率3倍!クラウド管理システム導入ガイドも参考にして、自分に合った管理方法を見つけてください。
施術ノート記録のテンプレート例
すぐに使える施術ノートのテンプレートをご紹介します。
このテンプレートをベースに、自分の院に合わせてカスタマイズしてください。
施術ノートテンプレート
【基本情報】
来院日: 年 月 日
患者名:
来院回数: 回目
【身体的情報】
主訴:
痛みレベル(10段階): /10
施術部位:
使用経穴:
施術後の効果:
可動域の変化:
【生活背景情報】
職業:
日常の動作パターン:
趣味・生活習慣:
【心理的情報】
患者さんの希望・目標:
(患者さんの言葉そのまま記録)
不安や心配事:
【Before→After】
初回の状態:
現在の状態:
具体的な変化:
【次回の提案】
次回施術内容:
来院間隔:
セルフケア:
生活習慣改善:
【備考・特記事項】
次回確認すること:
このテンプレートを使えば、3分以内で効率的に記録できます。
最初はすべての項目を埋めようとせず、重要なポイントだけを記録しましょう。
慣れてきたら、徐々に記録の質を上げていけば良いんです。
自分なりの書きやすい形にアレンジして、継続できる形を作ってくださいね😊
まとめ:明日から実践できる施術ノート活用術
施術ノートの記録方法を変えるだけで、リピート率が大幅に向上することがお分かりいただけたでしょうか。
患者さんとの信頼関係を深め、継続来院につなげるための5つのコツを実践してみてください。
5つのコツのおさらい
- 3つの情報を必ず記録する:身体的・生活背景・心理的情報
- Before→Afterを数値化・言語化する:変化を可視化して効果を実感してもらう
- 次回の提案を書き残す:一貫性のある施術を提供する
- 患者さんの言葉をそのまま記録する:理解されている感覚を与える
- 3分ルールで効率的に記録する:継続可能な仕組みを作る
施術ノート活用がもたらす経営的メリットは大きいです。
リピート率が向上することで、売上が安定し、新規集客への依存度が下がります。
紹介が増えることで、広告費を削減できます。
患者さんとの信頼関係が深まることで、口コミや評判が良くなり、地域での認知度が上がります。
最初の一歩として
まずは、今日来院する患者さん1人の記録から始めてみましょう。
テンプレートを印刷して、5つのコツを意識しながら記録してみてください。
次回来院時に、記録を見返してから患者さんを迎えてみてください。
小さな変化が、大きな成果につながっていくはずです。
施術ノートは、患者さんとの信頼を深め、あなたの鍼灸院を成長させる強力なツールです。
明日から、いや今日から、実践してみてくださいね!
あなたの鍼灸院が、患者さんから愛される院になることを応援しています😊
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