【鍼灸院の集客】価格表示の心理術!患者が「高い」と感じない料金設定と伝え方のコツ

こんにちは!鍼灸院の経営塾‐AMG‐代表の宮崎圭太です。「料金を伝えた途端に患者さんの表情が曇る」「他院より高いと思われて選ばれない」そんな価格設定の悩みを抱えていませんか?😅
技術に自信があるのに、料金のことになると急に自信がなくなってしまう。値上げしたいけど患者さんが離れてしまいそうで踏み切れない。そんな鍼灸院経営者の方は本当に多いんです。
このブログを読むと、患者心理を理解した価格設定の方法と、「高い」と感じさせない料金の伝え方が身につきます。心理学に基づいた価格戦略を実践すれば、適正な料金で患者さんに納得してもらえる鍼灸院に変われるはずです!
目次
- 鍼灸院の料金設定で失敗する3つの原因
- AMGメンバーの事例を元にした価格心理学の重要性
- 患者が「高い」と感じない価格設定の5つの心理術
- 料金説明で使える具体的な伝え方テクニック
- 料金設定シートとフォローアップ戦略
- まとめ:明日から実践できる価格心理術
AMG公式LINEでは、このブログでご紹介する内容以外にも、実際の料金改定事例や成功パターンを配信しています。詳しくはこちら
鍼灸院の料金設定で失敗する3つの原因
競合の料金に合わせすぎて利益が出ない
鍼灸院の料金設定でよくある失敗は、近隣の競合院の料金に合わせすぎることです。
「あの院が3000円だから、うちも3000円にしよう」と安易に決めてしまうんですね。
でも、これって本当に危険なんです😰
競合と同じ料金にすることで、価格競争に巻き込まれてしまいます。
結果として利益が薄くなり、経営が苦しくなってしまう。
技術や設備、立地条件が違うのに、料金だけ同じにする理由はありません。
技術の価値を適切に伝えられていない
多くの鍼灸師が持つ悩みが、自分の技術に見合った料金をつけられないことです。
「10年の経験がある」「特別な技術を習得している」
そんな価値があっても、それを料金に反映できていないケースが本当に多い。
患者さんに技術の価値が伝わっていないと、どれだけ素晴らしい施術をしても「高い」と感じられてしまいます。
価値の伝え方次第で、同じ技術でも患者さんの料金に対する印象は大きく変わるんです。
患者の価格心理を理解していない
料金設定で最も重要なのが、患者さんの価格心理を理解することです。
人間は価格を判断する際、様々な心理的バイアスの影響を受けます。
例えば、最初に提示された価格が基準点(アンカー)となって、その後の価格判断に影響を与える「アンカリング効果」。
この心理メカニズムを理解しないまま料金設定をすると、患者さんに「高い」という印象を与えてしまいます。
逆に心理学を活用すれば、適正な料金でも「妥当」だと感じてもらえるようになります。
AMGメンバーの事例を元にした価格心理学の重要性
料金改定で患者満足度が向上した成功例
AMGのある鍼灸院では、価格心理学を活用した料金改定で大きな成果を上げました。
それまで5000円だった施術料金を7000円に値上げしたんです。
普通に考えれば、値上げで患者さんが離れてしまいそうですよね?
でも結果は逆でした。
値上げ後、患者満足度が向上し、リピート率も上がったんです😊
秘密は料金改定と同時に、施術内容と価値の伝え方を見直したこと。
価格に見合った価値を明確に伝えることで、患者さんに「この料金なら納得」と思ってもらえたんです。
価格表示を変えただけで成約率が1.8倍になったケース
別のAMGメンバーは、価格表示の方法を変えただけで成約率が1.8倍になりました。
変更前:「施術料金:6000円」
変更後:「初回体験:3000円(通常6000円)/ 2回目以降:6000円」
たったこれだけの変更で、初回来院の予約が大幅に増加したんです。
これはアンカリング効果を活用した例です。
最初に6000円という価格を提示することで、3000円がとてもお得に感じられる。
同時に、2回目以降の6000円も最初に提示した価格なので抵抗感が少なくなります。
価格表示の順序を変えるだけで、患者さんの印象は大きく変わるんですね。
患者が「高い」と感じない価格設定の5つの心理術
アンカリング効果を活用した料金表示方法
アンカリング効果は、価格設定で最も強力な心理術の一つです。
人間は最初に提示された数値(アンカー)を基準にして、その後の判断を行います。
効果的なアンカリングの例:
- メニュー表の一番上に最高額のコースを配置する
- 「通常価格○○円のところ、今回は△△円」という表示
- 複数の価格帯を同時に提示する
例えば、あなたの鍼灸院の基本施術が5000円だとします。
メニューの一番上に「プレミアムコース:10000円」を配置。
その下に「スタンダードコース:5000円」と表示する。
すると5000円が相対的にリーズナブルに感じられるんです😊
顧客心理を活用した施術メニューの作り方でも、心理学を活用したメニュー設計について詳しく解説しています。
価値と価格のバランスを取る設定基準
適正な料金設定には、明確な基準が必要です。
価値と価格のバランスを取るために、以下の要素を考慮しましょう:
技術的価値の算出:
- 経験年数と専門性
- 習得している特殊技術
- 継続学習への投資額
提供価値の明確化:
- 施術時間と内容
- 使用する器具や設備
- アフターフォローの充実度
地域性の考慮:
- 立地条件と家賃相場
- ターゲット層の所得水準
- 競合の価格帯分析
これらの要素を総合的に判断して、適正な料金を設定します。
重要なのは、設定した料金に対して明確な根拠を持つこと。
根拠があれば、患者さんに自信を持って料金を伝えられます。
選択肢を提示して納得感を高める技術
人間は選択肢があると、より納得感を得やすくなります。
これを「選択効果」と呼びます。
鍼灸院でも、複数のコースを設定することで患者さんの納得感を高められます。
効果的な選択肢の提示例:
- ライトコース(30分):3000円
- スタンダードコース(45分):5000円
- プレミアムコース(60分):7000円
このように3つの選択肢を提示すると、多くの患者さんは真ん中のスタンダードコースを選びます。
これを「極端性回避」と呼びます。
真ん中の選択肢を一番選んでもらいたいコースに設定することで、思った通りの料金帯に誘導できるんです。
差別化できる強みの見つけ方も参考に、独自の価値提案を考えてみてください。
初回料金とリピート料金の戦略的組み合わせ
初回料金の設定は、集客において非常に重要です。
心理的ハードルを下げつつ、継続につなげる戦略が必要。
効果的な初回料金設定パターン:
- 体験価格パターン
- 初回:2000円
- 2回目以降:5000円
- 段階的価格パターン
- 初回:3000円
- 2-3回目:4000円
- 4回目以降:5000円
- 回数券パターン
- 単発:5000円
- 3回券:12000円(1回4000円)
- 5回券:18000円(1回3600円)
段階的に料金を上げることで、患者さんも徐々に慣れていきます。
また、回数券を併用することで、継続来院を促進できます😊
コース料金設定術!単価を2倍にしても患者が納得する価格戦略では、より詳しい料金体系の設計方法を解説しています。
競合差別化のための価格ポジショニング
競合との差別化を図るには、価格ポジショニングが重要です。
単純に安くするのではなく、戦略的な位置取りを行いましょう。
価格ポジショニングの3つの戦略:
- 高価格・高品質戦略
- プレミアムな施術内容
- 完全個室・高級感のある空間
- 特殊技術や資格のアピール
- 中価格・バランス戦略
- 適正価格での良質なサービス
- 幅広い症状への対応
- アクセスの良さや利便性
- 低価格・高頻度戦略
- リーズナブルな料金設定
- 気軽に通える雰囲気
- 地域密着型のサービス
どの戦略を選ぶかは、あなたの院の特徴とターゲット層によって決まります。
重要なのは、選んだポジションに一貫性を持つこと。
高価格戦略なら、それに見合った価値を確実に提供する必要があります。
料金説明で使える具体的な伝え方テクニック
価格を伝える前の価値説明順序
料金を伝える際の順序は非常に重要です。
価格を先に言ってしまうと、患者さんはその金額だけで判断してしまいます。
効果的な説明順序:
- 症状の分析と説明
「○○さんの症状は、長時間のデスクワークによる筋肉の緊張が原因ですね」 - 施術内容の詳細説明
「当院では、深層筋にアプローチする特殊な鍼技術を使います」 - 期待できる効果の提示
「3回程度の施術で、症状の改善が期待できます」 - 価値の明確化
「この技術は、10年かけて習得した特別なものなんです」 - 料金の提示
「施術料金は1回5000円になります」
この順序で説明することで、患者さんは価格に納得しやすくなります😊
カウンセリング満足度を高める5つの質問技法も参考に、患者さんとの信頼関係を築いてから料金説明に移りましょう。
心理的抵抗を下げる話法パターン
料金に対する心理的抵抗を下げるには、話法が重要です。
以下のパターンを活用してみてください:
1. 分割表現パターン
「月に2回通っていただくと、1ヶ月で10000円になります」
→「1日あたり約333円の投資で健康を手に入れられます」
2. 比較表現パターン
「整形外科に通うと、月に何度も通院が必要ですが」
→「当院なら月2回で根本改善を目指せます」
3. 価値強調パターン
「一般的な整体とは違い、国家資格者による施術です」
→「安心・安全な施術を受けていただけます」
4. 将来投資パターン
「今しっかり治療しておけば」
→「将来の医療費を大幅に節約できますよ」
これらの話法を使うことで、料金への抵抗感を軽減できます。
自費診療への移行率を高める!施術説明のポイント5選でも、効果的な説明方法について詳しく解説しています。
料金に納得してもらえる比較説明術
患者さんに料金に納得してもらうには、適切な比較が効果的です。
効果的な比較対象:
- 他の治療法との比較
「整形外科での治療:月15000円(薬代・通院費込み)」
「当院での根本治療:月10000円」 - 日常支出との比較
「コーヒー1杯150円×30日=4500円」
「健康への投資:月2回で10000円」 - 時間価値との比較
「痛みで失う時間の価値を考えると」
「早期改善への投資は非常に価値があります」 - 将来コストとの比較
「放置すれば将来的に手術が必要になることも」
「今の治療で予防できます」
比較する際は、患者さんにとって身近で理解しやすいものを選ぶことが大切です。
また、比較対象は事実に基づいたものにしましょう。
誇張した比較は信頼を損なう可能性があります。
料金設定シートとフォローアップ戦略
適正価格を算出するための計算方法
適正な料金設定には、明確な計算根拠が必要です。
以下の要素を考慮して算出しましょう:
固定費の計算:
- 家賃:100000円/月
- 光熱費:15000円/月
- 保険料・その他:25000円/月
- 合計:140000円/月
変動費の計算:
- 消耗品費:患者1人あたり200円
- 研修・学習費:月20000円
目標所得の設定:
- 生活費:300000円/月
- 事業投資:50000円/月
- 合計:350000円/月
必要売上の算出:
(固定費140000円 + 目標所得350000円)÷ 月間施術予定回数
例:月100回施術の場合
490000円 ÷ 100回 = 4900円/回
これに変動費200円を加えて、最低料金は5100円となります。
この計算を基に、適正な料金を設定しましょう😊
単価アップにつながる!施術メニューの組み合わせ提案テクニックも参考に、収益性の高いメニュー構成を考えてみてください。
値上げのタイミングと患者への伝え方
値上げは避けて通れない経営課題です。
適切なタイミングと伝え方で、患者さんの理解を得ましょう。
値上げの適切なタイミング:
- 技術向上のタイミング
- 新しい資格取得後
- 特殊技術習得後
- 設備投資後
- 経営状況に基づくタイミング
- 固定費上昇時
- 物価上昇時
- 需要増加時
患者への効果的な伝え方:
- 事前告知の重要性
「3ヶ月後から料金改定をさせていただきます」 - 理由の明確な説明
「より良いサービス提供のため、設備を充実させました」 - 価値向上の強調
「新しい技術により、さらに効果的な施術が可能になります」 - 感謝の気持ちを込める
「いつもご利用いただき、ありがとうございます」
値上げ後も通い続けてくれる患者さんは、真の信頼関係が築けている証拠です。
一時的に患者数が減っても、長期的には経営の安定につながります。
まとめ:明日から実践できる価格心理術
価格設定と伝え方の心理術を活用することで、患者さんに「高い」と感じさせない料金体系が構築できることがお分かりいただけたでしょうか。
ポイントをまとめると:
- 競合の料金に合わせるのではなく、独自の価値に基づいた料金設定を行う
- アンカリング効果や選択効果などの心理学を活用する
- 価格を伝える前に、必ず価値を説明する
- 適切な比較対象を使って料金の妥当性を伝える
- 明確な計算根拠に基づいた適正価格を設定する
これらの心理術は、明日からすぐに実践できるものばかりです。
まずは料金表示の順序を変えることから始めてみてください。
価格に対する患者さんの反応が変わることを実感できるはずです😊
価格設定は経営の根幹に関わる重要な要素です。
適正な料金で患者さんに納得してもらえれば、安定した経営基盤を築くことができます。
自分の技術に見合った料金を堂々と提示し、患者さんに価値を感じてもらえる鍼灸院を目指しましょう!
料金設定って本当に難しいですよね😅一人で考えていると「これで合ってるのかな?」と不安になることも多いと思います。
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